眺めて幸せ、贈って「お福分け」【目にも楽しい招福菓子】
撮影・青木和義 イラストレーション・松栄舞子 構成&文・河野友紀
新しい年に華やぎを。目にも楽しい招福菓子。
白水堂の「桃かすてら」
柔らかく甘い、長崎の祝い菓子。
中国では不老不死の象徴として尊ばれている桃。それを南蛮貿易によって伝えられたカステラと組み合わせたお菓子。右から、桃かすてら大2個入り2,214円、小2個入り1,890円、こもも1本(3個入り)1,620円。
御菓子所 勉強堂の「本日鯛安」
しっとりした桃山生地に青豆鹿の子入りの白餡。
地元の景勝地・鞆の浦の伝統漁法〝鯛網〞にちなんで作られたお菓子。7つ入りはカゴに入っており、その姿も愛らしい。7つ入りカゴ2,268円。
和菓子 こはくの「楽園」
伝統和菓子の琥珀糖を、開運のモチーフで。
生チョコレートのような食感の半生菓子。波千鳥は家内安全、夫婦円満の象徴だそう。8個入り1,200円。
御菓子司 最上屋の「民芸菓子 三角だるま」
とぼけた顔のだるま、中には紫蘇あんがぎゅっ。
新潟県阿賀野市(旧水原町)の民芸品“三角だるま”を象った最中。赤と青の包装もおめでたく、表情を見るだけで、思わずにっこり笑顔に。6個入り1,650円。
京菓子司 末富の「重ね扇」
おめでたい扇子を重ね、末広がりの幸せを願う。
京都の老舗和菓子屋が手掛ける、なんともかわいらしい薯蕷生地のお菓子。おめでたい五色の色合い、ふわっとした口当たりにうっとり。5個入り3,240円。
いづも寒天工房の「紅白 縁結びかん」
いい御縁を招く、結び目のお菓子。
表面にまぶされた砂糖がキラキラ輝く和風ゼリー。一つ一つ良縁を願い、手で結んでいるそう。国産の果汁を使用した、あまおう苺とりんご味の2個入り320円。
アトリエうかいの「ふきよせ 紅白」
紅白と開運の意匠、福を招く詰め合わせ。
縁起の良い形に焼いた紅白2色のクッキー入りのふきよせ。きなこや木苺、生姜など上品な風味も魅力。46g 1,300円。
大野屋の「あけぼの」
あけていく空を思わせるやわらかな紅白が美しい。
炊き上げたこしあんを求肥で薄く包み、氷餅をまぶして薄いおせんべいで挟んだ佇まいが風流。1月上旬までの限定販売。6個入り994円。
『クロワッサン』1132号より
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