防災・防犯のためにまずは知っておこう!備えの5大原則
毎年のように大きな被害を生む、台風や豪雨。地震の頻発もあり、私たちに備えは必須です。そして、防災・防犯のテクノロジーや知識はこの十数年で、各段の進化を遂げています。最新の情報を知って、〝いつか〟に備えませんか。
イラストレーション・STOMACHACHE. 文・兵藤育子
まずは知っておこう!備えの5大原則。
必要な備えは変化する。状況とともに見直し、常にアップデート!
防災=地震の想定だけでなく、頻発する台風や大雨などへの備え、防犯も重視される。
「全部完璧に備えようと思うと大変ですし、一度備えたらずっと安心できるというものではありません。定期的に見直し、必要なものを確認しましょう」(防災士・Misaさん)
まず大事なのは“敵を知る!”こと。 正しく恐れ、正しく備える。
災害時のリスクは人それぞれ異なる。具体的に知ることで備えるべき点が明確に!
「例えば、避難の必要性は住環境で大きく変わります。自宅周辺のハザードマップを確認すれば、〝水害対策を多めにしておこう〟など、本当に役立つ備え方が見えてきます」
用意するのは“物”だけじゃない。 人とのつながり、 情報なども備えよう。
つい非常用グッズを揃えて安心しがちだが、
「自分が行くことになる避難所がどんな環境なのか、わからないことがあったらどんどん問い合わせてみましょう。地域の人と日頃から声かけをしたり、家族と連絡手段を確認しておくのも立派な防災、防犯対策です」
非常時には、使い慣れたものが役立つ。日常生活の延長で 備えよう。
「非常食は、いつも食べているレトルト食品や冷凍食品を多めにストックしておくのがおすすめ。モバイルバッテリーも充電を切らさないよう、普段から使っていると安心です」
非常時はパニック状態。使い慣れないものは、役に立たないというくらいの認識で!
“これさえあれば大丈夫”はない。 備えは自分仕様にカスタマイズ。
「水、明かり、火、電力は備えの重大4点セットといえますが、これらでさえ家族構成や住環境によって必要な量は異なります。もし明日から3日間停電するとしたら、何をどのくらい準備するべきか書き出してみると、自分にとって本当に必要な備えが見えてきます」
『クロワッサン』1124号より
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