くらし

唐辛子で大人味、ピリ辛オムライス【瀬尾幸子さんのレシピ】

どこかホッとする味わいの定番調味料の、飽きのこない楽しみ方を料理家の瀬尾幸子さんに教わります。
自分流のアレンジにもぜひ挑戦して。
  • 撮影・小川朋央 スタイリング・矢口紀子 文・新田草子

ピリ辛オムライス

唐辛子のパンチを効かせた大人のオムライス。

唐辛子のうまみが楽しめるベトナムのピリ辛調味料シラチャーソースで、ケチャップの味わいに奥行きをプラス。量は好みで調整を。オムレツも、包まずに添えるだけの大人スタイルで。

【材料(2人分)】
鶏もも肉 1/2枚(200g)
玉ねぎ 1/4個
マッシュルーム(缶詰)1/2缶(90g)
ご飯茶碗 2杯分
白ワイン 大さじ2
ケチャップ 大さじ3
シラチャーソース 大さじ1〜3
卵 2個
牛乳 大さじ2
パセリ(みじん切り)大さじ1
バター・塩・こしょう 各適量

【作り方】
1.鶏もも肉は1.5cm角に、玉ねぎは1cm角に切る。
2.フライパンを中火にかけてバター大さじ1/2を溶かし、1を入れて3分ほど炒める。火が通ったらマッシュルームを加え、全体に油が回ったら強火にし、白ワインを注いで煮立てる。
3.ケチャップとシラチャーソースを加え混ぜ、ご飯を加えてよく炒め合わせる。味をみながら塩、こしょうで調え、皿に盛る。
4.卵をボウルに割りほぐし、牛乳と塩、こしょう各少々を入れて混ぜる。
5.3のフライパンを洗って拭き、中火にかけてバター小さじ2を入れる。バターが少し溶け残ったところで4の卵液を流し入れ、ゆっくりと大きくかき混ぜながら火を通す。半熟で火を止めて3に添え、パセリをたっぷりとふる。

どの家の冷蔵庫にも必ずある、マヨネーズにケチャップ、ソース。すぐに味が決まって便利な一方で、いつも同じ使い方になってしまう……という声も。

「意外な調味料を加える、あるいは互いに混ぜ合わせると、新鮮な味わいが楽しめます」

とは、料理家の瀬尾幸子さん。

「マヨネーズは味のまとめ役になり、油分の少ない和食に少しコクを加えたい時にも便利です。ケチャップは、独特の甘さをしょうゆや辛みのある調味料で引き締めて使うと大人風に。凝縮された野菜のうまみがたっぷりのソースも、酸味を加えて“味変”したり、隠し味にもおすすめです」

瀬尾幸子

瀬尾幸子 さん (せお・ゆきこ)

料理家

身近な食材で作る、日々に寄り添うレシピをTVや雑誌、書籍で発信。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)ほか、ベストセラー多数。

『クロワッサン』1102号より

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

この記事が気に入ったらいいね!&フォローしよう

SHARE

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

人気記事ランキング

  • 最新
  • 週間
  • 月間