今年、引っ越しをした平井かずみさん。偶然出合った築50年近いという家は、オーナーさんが自ら手がけたこだわりの内装で、まるでフランスの古民家。平井さんが前の家でも使っていたアンティーク家具が、誂えたようにぴったり収まっている。
仕事柄、花の道具や器など、たくさんのものに囲まれて暮らしているのに、不思議と雑然とはしていない。こんなふうに美しく整えるコツは?
「実は私、片づけがあまり得意ではないんです。人生の3分の1は探しものをしているし、引っ越しのとき、自分でも驚くほどものが多くて、どうしたものかと頭を抱えてしまったほど。なので、この家では『戻す』ことを大切にしています。使ったら戻せる、ものの居場所が決まっていれば、散らからないし、探しものもしなくてすみます」
結果として、ものを減らさなくてもすっきり片づいた印象に。捨てるのが苦手な皆さん! 平井さんの、愛しいものと暮らす片づけ術を、ぜひ参考に。