揚げ物は食材に比べて油の量が多く必要で不経済。美味しく、無駄なく作るために、適正サイズの器具を厳選した。
「スリム化といっても、いわゆる“断捨離”はしていないんです。無理せず、自分がハッピーで健康でいられる料理を作るために、今必要なものを揃えていったので、むしろ増えたものも。例えば2号サイズのおひつなんかがそう。でもそのおかげで『お米ってこんなに美味しくなるんだ』と感動しました」
クリスマスや正月など、家族や仲間が集まって食事を楽しむ時に必要な、大きな鍋などは収納場所に保管した。そして楽しいご飯の演出用に、様々なデザインのお膳も所有している。
「たとえ一汁一菜でも、お膳に載せるだけで見た目が素敵になるんです。食事が流れ作業にならず、お膳を前に『いただきます』という気持ちになれるから、演出も大切だと思いますね」
麻木さんの毎日の食卓を充実したものにしている調理器具の数々。今回は、簡単な料理例とともに紹介してくれた。