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成熟世代が知っておきたいスマホのマナーとは?スマホの使い方、基本のキ(2)【得する!大人のスマホ活用術】

デジタル系が苦手でも大丈夫!毎日が楽しくなる知識や機能を紹介!
  • イラストレーション・死後くん 文・長谷川未緒

ガラケーと呼ばれる普通の携帯電話からスマートフォンに替えてみたものの、使い方がガラケーのままでは周りに煙たがられているかも!? そこでデジタルガジェットに詳しいスタイリストの地曳いく子さんに、成熟世代が知っておきたいスマホのマナーを聞いた。

その電話、ちょっと待って! 嫌がられているかもしれません。

携帯電話なんだから、電話をかけて当然と思うかもしれないが、大した内容でもないのにすぐにかけると、うるさがられることも。

「頻繁に電話をする間柄ならばいいのですが、気をつけたいのは、それほど親しくない相手や仕事先。忙しいときに電話がかかってきたら、イライラするものです。特に仕事相手とは、言った・言わないのトラブルを避けるためにも連絡事項はメールに。電話をかけたいときには、いつかけたら都合がいいかメールで聞いてからのほうが安心です」

LINEのメッセージ、 長文で書いていませんか。

コミュニケーションアプリのLINEは、家族間グループが安否確認代わりになったり、無料通話もできたりと、便利。ただしメッセージを送る際には、注意が必要だ。

「LINEは吹き出しのようなメッセージフレームのとおり、長文ではなく、会話をするつもりで短い文章を送るほうがスマート。1回のメッセージは長くても5行程度にし、スタンプも使ってテンポ良く、楽しいやりとりを心がけて」

顔文字や絵文字を多用すると、年齢を感じさせる!?

メッセージを送る際、すべての文に顔文字や絵文字を入れていたり、文末を赤色の『!』にしていたりしないだろうか。

「ガラケー時代は感情表現の手段だった顔文字や絵文字も、スタンプに慣れている若い人は、違和感を覚えるようです。年寄りくさいと思われる前に、控えめな使用を心がけて」

ちょっとしたコツで自撮りをマスター。

カメラ性能が高いスマートフォンでの撮影は、ほんのちょっとしたことに気を付けるだけで、もっときれいに写せる。

「シンプルな背景を選び、できるだけ自然光で。ブレないようにスマホをしっかり持ったら、できるだけ腕を伸ばして。下から撮ると老けて見えるので、少し上から軽くあごを引いて撮るのがコツ。肌をきれいに加工できるアプリなどもありますので、実物と違いすぎない程度に使ってみるのも楽しいですよ」

AirDropを使って、スマートに写真を共有。

AirDropとはアップル製デバイスを無線通信でつなぎ、写真などを共有できる機能だ。

「同窓会や旅行でたくさん写真や動画を撮り、友人に送りたいときには、AirDropを利用すればその場で高速で送れます」

〈写真〉アプリを開き、共有したい写真を選ぶ。左下の矢印のついた[共有アイコン]をタップ、AirDropで送れるデバイス名が表示されるので、送りたい相手を選んでタップ。

地曳いく子

教えてくれた人

地曳いく子 さん (じびき・いくこ)

スタイリスト。40年以上ファッションの第一線で活躍。公私ともにデジタルガジェットを使いこなす。新刊に『60歳は人生の衣替え』(集英社)。

『クロワッサン』1101号より

※このページはiPhoneを前提としています。

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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