キャベツとオリーブのザワークラウト風 【福田里香さんのレシピ】
活けた花々、木々の葉を眺めるように色彩や質感のグラデーションを楽しみ、旬の素材を存分に味わうサラダです。
撮影・馬場わかな
キャベツとオリーブのザワークラウト風
塩揉みした葉野菜の魅力を。
アンチョビのほのかな発酵風味とクミンを隠し味に、フレンチにイタリアン、カレーや和食まで万能の副菜。
【材料(作りやすい分量)】
春キャベツ 400g
塩 小さじ1
種なしオリーブ 12個
A[オリーブ油 大さじ2と1/2 酢 大さじ4 きび糖 大さじ1と1/2 刻んだアンチョビ 3枚 マヨネーズ 大さじ1 クミン 小さじ1/2]
【作り方】
1.芯を取り除き、細切りにしたキャベツと塩をボウルに入れ、手でよく揉む。ラップをかけて15分置く。
2.別のボウルにAを入れ、泡立て器でとろりとするまでかき混ぜる。
3.オリーブは横半分に切る。
4.1の水分を両手でぎゅっと固く絞り、2に入れて和える。3も加えて混ぜる。
*冷蔵保存で日持ちは5日ほど。
目に鮮やか、食べれば内からエネルギーが循環するような美しいサラダ。提案するのは菓子研究家の福田里香さん。春からが旬の野菜を使い、もてなしの席にもふさわしい。
「花やグリーンを愛でるように、素材の持つ繊細な色彩、質感や香りをサラダでも楽しむ試みです」
さらに旬の野菜が持つ力を引き出すこまやかな調理を施し、軽やかかつ、滋味深いサラダに仕上げた。五感で味わう一皿を体験してほしい。
『クロワッサン』1092号より
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