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【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。

材料、工程がぎゅっと詰まった100文字のレシピ。
厳選した人気メニューが、さらに使いやすくアップデートされました。

撮影・青木和義 文・板倉みきこ

肉のおかず

パワーを与えてくれる肉料理だけど、コッテリ味だと胃腸が疲れてしまうことも……。そこで、さっぱり風味や食べやすい鍋仕立てなど、大人の舌と胃袋が喜ぶ4品を厳選紹介。

手羽先の塩バター煮

【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。

【2人分】
手羽先8本はしょうゆ小さじ½をからめる。サラダ油少々で焼き、酒大さじ2、水1カップ、塩小さじ1/2、バター大さじ1、つぶしたにんにく1かけ、たっぷりのこしょうを加え、汁気がなくなるまで、落としぶたをして20分ほど煮る。

〝ガリバタ”が香る、あと引く一品。

コラーゲンたっぷりで値段も手頃な手羽先は、美容とお財布に優しいから積極的に取り入れたい食材の筆頭。
「調理の初めに手羽先の皮を香ばしく焼いておくことで旨味が増します。バターのコクとにんにくのパンチは効いているけど、全体はすっきりした塩味にまとまったひと皿に」(川津さん)。
軟骨までしっかりかじって。

韓国風肉豆腐

【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。

【2人分】
鍋にしょうゆ大さじ2½、コチュジャン大さじ1と1/2、酒大さじ1、水1カップ、おろしにんにく1/2かけ分を合わせ、豚薄切り肉200g、8つ切りの豆腐1丁を入れて、煮汁をかけながら5分煮、ざく切りのにら1/2束を加える。

この味をベースに、野菜を足せばチゲも作れる。

本場のコチュジャンを使って風味豊かな辛口の煮汁を作り、豚肉と豆腐とにらでシンプルに仕上げた韓国風肉豆腐。
「このレシピでは食材を最小限にしてあるので、玉ねぎ、キャベツ、しめじ、ねぎなど、好みの野菜を加えていけばチゲ鍋に。野菜で甘みは増すけれど好みで少量砂糖を加えても。煮詰まるとしょっぱくなるので注意してください」

鶏とねぎの治部煮鍋

【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。
鶏肉を斜めに切って繊維を断ち切る。そぎ切りすることで肉の厚さも均一にできる。
鶏肉を斜めに切って繊維を断ち切る。そぎ切りすることで肉の厚さも均一にできる。
【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。
鶏肉を斜めに切って繊維を断ち切る。そぎ切りすることで肉の厚さも均一にできる。

【2人分】
鶏もも肉1枚は7mm厚さのそぎ切りにし、小麦粉をまぶす。鍋に酒¾カップ、みりん大さ
じ2を入れて煮きり、しょうゆ大さじ1と1/2、鶏肉、ねぎ1本のぶつ切りを加えて、6、7分煮る。おろしわさびを添える。

小鍋仕立てにすれば、粋な酒の肴に。

季節の野菜やすだれ麩を入れる伝統料理の治部煮を、食材を厳選して川津流にアレンジし、酒のアテにもぴったりな大人の鍋に。
「小麦粉をまぶすので鶏肉はふっくら仕上がり、甘辛いつゆにトロミもつく。わさびをちょんとつけながら食べるのがおすすめ」。
鶏肉を鴨肉にすればより本格的な肴に、ねぎを焼いてから煮込むとさらに風味が増す。

牛肉のレモンマリネソテー

【肉のおかず編】川津幸子さんの100文字レシピ決定版。

【2人分】
牛薄切り肉300gに塩小さじ1/2、こしょう少々、レモン汁1個分、おろしにんにく1かけ分をからめて10分ほどおく。サラダ油大さじ1で肉を香ばしく焼きつけ、パセリのみじん切り少々を散らす。好みでさらにレモンを搾る。

牛肉をさっぱりさせる、レモン汁のマリネ。

「見た目はシンプルなソテーだけど、一口食べるとレモンの爽やかな風味に『お!』と声が上がるひと皿です」。
酸味のおかげでいつもの牛肉が軽やかに感じられ、パクパク箸が進む。食べる直前に、好みでさらに追いレモンを搾っても。にんにくの代わりにドライハーブで香りをつけてもいい。
鶏肉でも応用が利く。

誕生から25年、簡単で味が決まる『100文字レシピ』をアップデート

ひと目で調理の流れを把握でき、簡単で美味しい料理ができると話題になった、料理研究家・川津幸子さん考案の『100文字レシピ』も、誕生から25年。

限られた文字量に、味の決め手の塩の量や、外せない調理過程が詰まった簡潔な内容は、今も色褪せない。今回、ライフスタイルの変化や時代のニーズを踏まえ、改めて今伝えたいレシピを、ジャンルに分けて再編集することに。

「考案当初は4人家族の想定で作ったレシピですが、今回は大人2人前に。たとえ量が変わっても、作った人と食べる人、みんなが満足できる100文字レシピのコンセプトに変わりはありません。この手間でこの味なら、と喜んでもらえたらこの上ない幸せです」

  • 川津幸子

    川津幸子 さん (かわつ・ゆきこ)

    料理研究家

    料理雑誌の編集者を経て、料理研究家に。料理の楽しさを伝えるため、簡単で美味しいレシピ作りに加え、読みやすい言葉選びにも心を配る。

『クロワッサン』1091号より

※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。

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