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冷凍庫内の食材は、1カ月以内で使い切る。【上田淳子さんのフーロドス防止策】

食品を使い切れずに〝捨てる〟ことがなくなるよう、フードロス防止策を上田淳子さんに教えてもらった。

撮影・青木和義 文・斎藤理子

冷凍庫内の食材は、1カ月以内で使い切る。

冷凍庫の食材は、1カ月以内に使い切るのが原則、と上田さん。冷凍するために何かを買ってくるのではなく、多めに作って次のために冷凍しておくという感覚で使うといいそう。

「たくさん作ったほうが美味しいものや大きい単位で売られている食材を使うものは、多めに作って半分は冷凍し、次回に食べれば無駄が出ません。例えば春巻きの皮は10枚入りで売られているので、買ってきたら10本作り、5本は冷凍しておくといった具合です」

使い切れなかった食材は、ポリ袋にまとめて冷凍する。

端野菜や油揚げなど半端に残った食材は、チャック付きポリ袋に入れて冷凍しておく。ある程度たまったら味噌汁の具に。冷凍しておくと火が通りやすく味も染みやすい、と上田さん。
端野菜や油揚げなど半端に残った食材は、チャック付きポリ袋に入れて冷凍しておく。ある程度たまったら味噌汁の具に。冷凍しておくと火が通りやすく味も染みやすい、と上田さん。

ハンバーグは材料に無駄が出にくいよう、4個作って2個冷凍。

「ハンバーグは4個分で卵1個を使います。なので、一度に4個作ったほうが断然作りやすく、無駄が出ません。2個はその日食べて、2個は冷凍しておけば忙しい日に助かります」
「ハンバーグは4個分で卵1個を使います。なので、一度に4個作ったほうが断然作りやすく、無駄が出ません。2個はその日食べて、2個は冷凍しておけば忙しい日に助かります」

調理に時間がかかるものは、大量に作って冷凍する。

乾燥豆など、下ごしらえに時間がかかったり少量を調理するのが難しいものは、一度に大量に作って小分けし、冷凍しておくと便利。冷凍庫では縦に収納すると行方不明になりにくい。
乾燥豆など、下ごしらえに時間がかかったり少量を調理するのが難しいものは、一度に大量に作って小分けし、冷凍しておくと便利。冷凍庫では縦に収納すると行方不明になりにくい。
  • 上田淳子

    上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

    料理研究家

    日々のごはんから本格フレンチまで幅広いレシピが人気。近著『今あるフライパンで最高の味』(主婦の友社)など、著書多数。

『クロワッサン』1083号より

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