くらし

買い物は週2回、食べ切れる量だけを。【上田淳子さんのフードロス防止策】

食品を使い切れずに〝捨てる〟ことがなくなるよう、フードロス防止策を上田淳子さんに教えてもらった。
  • 撮影・青木和義 文・斎藤理子

買い物は週2回、食べ切れる量だけを。

フードロス防止は、食料品の買い物から始まると上田淳子さん。夫婦2人暮らしだったら、1回の買い物で3〜4日分を目安に、2人分の食べ切れる量を買うと無駄が出ない。

「大人ひとりが一日に必要なタンパク質は、厚生労働省の基準だと男性は約65g、女性は約50gとされています。1食で片手にのるくらいのタンパク質源が必要と覚えておくといいですね。買い物する際にはそれを目安に、肉、魚、卵などを欠かさずに買うようにします。野菜は1食で両手にのるくらいが適量です」

牛乳やヨーグルトは水分が多く、全体量に比べてタンパク質量は少ないので、それだけでタンパク質が充分摂れていると思うのは間違いだと上田さん。だから、肉、魚、卵などをしっかりと食べ切れる適量、購入するようにする。

「野菜は、個々の重さを知っておくと、買いすぎることがなくなります。2分の1や4分の1といった小さいポーションのものを買えば、食べ切れなくて捨てるという無駄もなくなります」

(2人前 3〜4日分の食材の例)

3〜4日分の献立を想定しつつ、食べ切れる量をバランスよく購入する。野菜は3〜4日分で2㎏を目安に好きなものを。旬のものは美味しくて安い。白菜や大根などの大きな野菜は、使い切れるよう半分や4分の1にカットされたものを買う。肉、魚、卵などのタンパク質源は必須。一日の必要量を覚え、必要充分な量を超えて買いすぎないようにする。
上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで幅広いレシピが人気。近著『今あるフライパンで最高の味』(主婦の友社)など、著書多数。

『クロワッサン』1083号より

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