くらし

肉団子の中華風うま煮で家族の時間差もどんとこい! 上田淳子さんのオールインワン煮物のレシピ。

上田淳子さんが提案する持続可能なごはんづくり。
帰宅時間がバラバラでも温め直せばおいしく、栄養バランスもいいオールインワン煮物のレシピを教わります。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ(顔写真) 文・石川理恵

肉団子の中華風うま煮

【材料(2人分)】
豚ひき肉(赤身または脂が少ないもの)200g
白菜 500g
エリンギ 1パック(100g)
パン粉 大さじ4
A[水 150ml 鶏ガラスープの素・おろししょうが 各小さじ1 醤油・酒 各大さじ1 オイスターソース 大さじ1/3]
ごま油 小さじ2
塩・こしょう 各適量

【作り方】
1.パン粉はボウルに入れ、水大さじ2を加えてふやかす。ひき肉、塩小さじ⅓、こしょう少々を加えて充分に練り、2等分にして丸める。
2.白菜は3cm幅に切る。エリンギは乱切りにする。
3.フライパンまたは鍋にごま油小さじ1を入れ、中火にかける。熱くなったら肉団子を入れ、表面を焼きつける。Aを混ぜて加え、一煮立ちさせ、2の野菜を加えてふたをし、10分煮る。ふたを取り、全体を混ぜて強めの中火にして、煮汁がほどよく煮詰まるまでさらに3~4分煮る。仕上げに塩、こしょうで味を調え、ごま油小さじ1を加えて混ぜる。

\脱・献立!/家族の時間差もどんとこい! オールインワンの煮物をマスター。

家族の食事の時間がバラバラなのは、晩ごはんをつくる人にとって大きな負担。帰宅時間がわからずに待ち続けたり、時間差で何度も給仕したり……。つくる人に無理がなく、食べる人が喜ぶことの両立を考えたとき、時間差ごはんのベストはひとつの鍋で煮る料理。

「焼き物のようにつくりたてがおいしい料理だと、家族の帰宅のタイミングに合わせて焼きあげたり、妥協してレンジで温めたりすることになるけれど、煮物は温め直すことでおいしくなるから、遅く帰ってきた家族にも残り物感がないし、出すのもラク。一皿でごはんやパンがすすむ味つけで、たんぱく質も野菜も食べられるオールインワンの煮物を、定番にしたいですね」

レパートリーを増やすためには王道から外れてみるといい。煮込み時間のかかる角煮は、焼き肉用の豚バラ肉を使い、肉のトロトロを目指さない料理に。丸めるのが手間の肉団子は、大きくひとつにまとめることで、肉もかたくならずメイン感も出る。魚料理は缶詰や干物を使えば手軽で味も決まりやすい。

上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで、おいしくつくれるポイントをおさえたレシピが人気。『ラクするご自愛ごはん』ほか著書多数。

『クロワッサン』1078号より

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