くらし

フライパン角煮で家族の時間差もどんとこい! 上田淳子さんのオールインワン煮物のレシピ。

上田淳子さんが提案する持続可能なごはんづくり。
帰宅時間がバラバラでも温め直せばおいしく、栄養バランスもいいオールインワン煮物のレシピを教わります。
  • 撮影・津留崎徹花、黒川ひろみ(顔写真) 文・石川理恵

フライパン角煮

【材料(2人分)】
豚バラ焼き肉用 200g
長ねぎ 2~3本(200g)
茹で卵(熱湯から8分茹でたもの)2個
小松菜 1~2株(50g)
A[だし(または水)1カップ 醤油・みりん 各大さじ2 砂糖 大さじ1/2]

【作り方】
1.長ねぎ、小松菜は、それぞれ4~5cm長さに切る。
2.フライパンまたは鍋に豚肉、長ねぎ、Aを入れる。中火にかけ、ふたを少しずらして沸いた時点から、8分煮る(途中一度、具材を裏返す)。卵、小松菜を加え、小松菜に火が通るまでさっと煮る。
3.ふたを取って火を強め、煮汁に照りが出るまで煮詰める。

\脱・献立!/家族の時間差もどんとこい! オールインワンの煮物をマスター。

家族の食事の時間がバラバラなのは、晩ごはんをつくる人にとって大きな負担。帰宅時間がわからずに待ち続けたり、時間差で何度も給仕したり……。つくる人に無理がなく、食べる人が喜ぶことの両立を考えたとき、時間差ごはんのベストはひとつの鍋で煮る料理。

「焼き物のようにつくりたてがおいしい料理だと、家族の帰宅のタイミングに合わせて焼きあげたり、妥協してレンジで温めたりすることになるけれど、煮物は温め直すことでおいしくなるから、遅く帰ってきた家族にも残り物感がないし、出すのもラク。一皿でごはんやパンがすすむ味つけで、たんぱく質も野菜も食べられるオールインワンの煮物を、定番にしたいですね」

レパートリーを増やすためには王道から外れてみるといい。煮込み時間のかかる角煮は、焼き肉用の豚バラ肉を使い、肉のトロトロを目指さない料理に。丸めるのが手間の肉団子は、大きくひとつにまとめることで、肉もかたくならずメイン感も出る。魚料理は缶詰や干物を使えば手軽で味も決まりやすい。

上田淳子

上田淳子 さん (うえだ・じゅんこ)

料理研究家

日々のごはんから本格フレンチまで、おいしくつくれるポイントをおさえたレシピが人気。『ラクするご自愛ごはん』ほか著書多数。

『クロワッサン』1078号より

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