手相芸人・島田秀平さんがおすすめ! この夏行っておきたい関東近郊の開運スポット。
撮影・黒川ひろみ 文・板倉みきこ イラストレーション・中島陽子
(二)「干支」のパワーに触れて。
12年に一度巡ってくるその年の干支にちなんだ神社・寺を訪れるのも一案。
「今年の干支の寅は、戦いや勝利の神様であり、疫病を払ってくれるともされる毘沙門天の化身、または使いとされます。徳川家康を祀る東照宮は、本家の日光のほか全国にありますが、家康は寅年生まれ。今年東照宮を訪れると、いつもより力がもらえそうな気がします」
上野東照宮
上野東照宮は1627年創建。戦争や震災にも倒れることなく、江戸の面影を現在に残す貴重な文化財だ。「豪壮な金色殿を見るだけで金運が上がりそうですし、寅年生まれの家康公の武運、干支の寅が司る、金運や健康運などを授かることも期待できます。また、東照宮近くにある上野動物園へ、虎を見に行くのも開運行動です」
[この夏、食べたい幸運スイーツ。]
せっかくなら飲食も、開運にちなんだものをいただきたい。「幸運を授かるスイーツとして、ぜんざいがおすすめです。出雲大社がある島根が発祥といわれていますが、"神在"をもじって"ぜんざい"。神様のエネルギーを体の中に取り込める、ありがたい食べ物なんです」。
『甘味おかめ 麹町店』
東京都千代田区麹町1・7
営業時間:10時30分〜18時 土・日・祝日休
www.kanmi-okame.jp
(三)「龍」にまつわる旅も吉。
中国では、すべての運気やエネルギーを司る霊獣と讃えられる龍は、日本では水の神様・龍神様として崇拝されてきた。また天に昇っていく姿から、成功と発展の象徴でもある。
「龍神様とゆかりの深い神社はいくつかありますが、特に埼玉の三峯(みつみね)神社は有名。敷石に現れたとされる龍の姿をスマホの待ち受け画面にしておくと運気が上がる、と人気です」
三峯神社
関東屈指の開運スポットとして有名。龍神が通る道・龍脈の上に鎮座し、山々の強い運気が流れ込んでくる場所とされる。2012年の辰年に、拝殿前の敷石に突如として現れた〝敷石の龍〟が有名だが、拝殿手前の青銅の鳥居の額や、手水屋の彫り物など、境内のあちこちで龍を見られる。
(四)目に見えない「縁」を深める。
西洋占星術では、2020年の冬至から星の運行に大きな変化が訪れ、世の中の価値観もガラッと変わる“風の時代”に突入したと読んでいる。
「生き方や意識が変わる出来事が起こりやすい時期ですが、そんな時こそ人との縁や絆の大切さを痛感します。不安を感じることが多いならなおさら、目に見えない縁を深め、感謝できる場所を訪れてみましょう」
出雲大社東京分祠
縁結びの神様として有名な出雲大社の分祠が、東京・六本木の街の一角に。御祭神は福の神としても親しまれる大国主大神。
「島根に行かずとも、同様の御利益を授けてもらえるありがたい場所です。縁とは男女の縁に限りません。訪れやすい場所なので折に触れ参拝し、様々な縁に感謝したり、神様とのご縁もつないでおきましょう」
[こんな線があったらおでかけ時!]
『クロワッサン』1074号より