冷凍庫にコレさえあれば! 食の達人たちを支える必需品。
撮影・黒川ひろみ、山本 嵩 フードコーディネート・竹原由紀
【冷凍】のおかずの素と健康の素。常備品。
冷蔵・冷凍の達人たちに聞きました。
●nozomiさん
のぞみ●レシピサイト「つくおき」運営/管理人。1週間分まとめて作る提案が人気を呼び、書籍は累計120万部超。
●岩崎啓子さん
いわさき・けいこ●料理研究家、管理栄養士。冷凍、冷蔵保存による節約術を長年研究。節約料理も考案。
●ツレヅレハナコさん
食と酒と旅を愛する文筆家。残り野菜を上手に使って食事を作ることも得意。特においしい日本酒と卵フェチ。
●IKKOさん
イッコー●美容家、タレント、書家。その美意識は冷蔵庫まで徹底。食材を無駄なく食べ切ることに余念がない。
●島本美由紀さん
しまもと・みゆき●料理研究家、ラク家事アドバイザー。YouTube「島本美由紀のラク家事CH」も人気。
●編集O
元・女性誌編集者、現在・料理本書籍編集者。食への過剰な愛からフードロスに敏感。料理は長年の取材でプロ並み。
●編集G
クロワッサン編集長。多忙でも誌面で紹介した料理は家庭で挑戦。小学生の子どもがモリモリ食べる料理を研究中。
●スタイリストT
フードコーディネートと器のスタイリングのプロ。撮影用によく珍しい食材を取り寄せる。手早い仕事に定評が。
トマトと豆腐(島本美由紀さん)
\そのまま冷凍するだけ。豆腐は肉代わりにも。/
「トマトはヘタを取らずに丸ごと冷凍。冷凍すると水につけるだけで皮がむけて便利。くっつかないように表面の水分を拭いて冷凍を」。豆腐は、冷凍すると食感が変わり、肉のような味わいに。細かくほぐして揚げればナゲット、まとめて玉ねぎや調味料と合わせればハンバーグにも。絹は生湯葉のように、木綿は高野豆腐のような食感になる。
山利(やまり)の白味噌(岩崎啓子さん)
\品のいい甘みと旨味。魚の西京漬けにも。/
熟成期間が短い白味噌は日持ちしないため、冷凍がおすすめ。「京都の山利の白味噌は香りと味が格別。冷凍しても固まりません。魚を漬けて冷凍しても」
キューサイの青汁(IKKOさん)
\これを飲むと体調よし。ストレスにも効きそう。/
「健康のために飲み続けて20年!これを飲んでいると忙しくても調子がよい。冷凍なので、翌朝飲むときは夜のうちに冷凍庫から出して自然解凍します」
コストコのシュレッドチーズ(nozomiさん)
\大容量の1キロで安価。小分けして冷凍します。/
「チェダーチーズがミックスされているため、味も見栄えもよく仕上がります」。
保存容器にチーズと少量の片栗粉を入れ、蓋をしてよく振ってから冷凍するとくっつかないのでおすすめ。
揚げなす(スタイリストT)
\多めに揚げて冷凍した揚げなすは汎用性大!/
「揚げたあと、油を切って冷凍するだけ。味噌汁、ディップ、ラザニア、ピザのトッピングにといろいろ使えるので、重宝します」。保存袋には重ならないように入れること。冷凍ピザに、冷凍のまま揚げなすをのせて焼けば出来上がり。
味坊(あじぼう)の水餃子(ツレヅレハナコさん)
\中国東北地方の水餃子。羊だけでも数種ある!/
ツレヅレハナコさん「食べたい量を個数で調整できる水餃子は、冷凍庫の必需品。『味坊』の羊肉の水餃子が大好きです」。
羊とトマト、羊とセロリ、羊と玉ねぎ、羊と大根、にらと卵の餃子が各10個入り。
白和えペースト(編集O)
\白和えペーストがあれば野菜のもう一品も簡単!/
「豆腐を買ったのに、忘れてた!というときに。作り方は、好みの分量の練りごま、酢、塩、砂糖を水切りした豆腐に合わせてプロセッサーにかける。
練りごまを多めにすれば、こくが出てワインにも合います」。
写真はいんげん、春菊と椎茸の白和え。
清左衛門(せいざえもん)のお惣菜(編集O)
\上等な調味料のように使えるお惣菜各種!/
「無添加の調味料を使っているお惣菜。酢飯に混ぜたり、野菜や海藻と合わせると簡単に手の込んだ料理ができる。ひじきやきんぴらは、かなりたっぷり入っているので小分けにして冷凍を」
エバラの焼き肉のたれ漬け焼き肉(編集G)
\コクと旨味が絶妙な味。多忙時の晩ごはんに!/
「エバラの焼き肉のたれに鶏肉を漬けて冷凍しておくと、忙しいときにグリルで焼くだけでメインのおかずが出来上がる! これはうれしい。豚肉も合うけれど、鶏肉が子どもに人気でした」。
ワインのつまみにもなる一品。分量は鶏肉1枚にたれ大さじ3が目安。
『クロワッサン』1069号より
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