専門家に聞く、冷蔵庫の買い替え時とおすすめの冷蔵庫。
家での食事が増えたり、食材のまとめ買いに目覚めたら何に気をつけるべき?
最新の冷蔵庫や食品保存に精通した家電ライフプロデューサーの神原サリーさんと料理研究家の島本美由紀さんにそのコツを聞きました。
最新の冷蔵庫や食品保存に精通した家電ライフプロデューサーの神原サリーさんと料理研究家の島本美由紀さんにそのコツを聞きました。
イラストレーション・ヒラノトシユキ 文・増本幸恵
Q.10年前に購入した冷蔵庫。そろそろ新調するべきですか?
A.冷蔵庫は10〜12年が買い替え時です。暮らし方が変わった場合も検討を。
「冷蔵庫はこの数年でさらに省エネ性能が上がり、同じサイズでも容量が増え、丸ごとチルドなど食材を長持ちさせる新機能が加わっています。
ですから、まだ壊れていなくても、10〜12年、どんなに長くても15年で買い替えることが、節電や食品ロス軽減への早道。扉のパッキンがゆるんだり、コンプレッサーの運転音が気になりだしたら寿命のサインと考えて」(神原)
「家族が増えたり、仕事がリモートになって家での食事が多くなるなどライフスタイルが変わったら、10年を待たずに買い替えるのがベター。食生活に合うサイズを大切に」(島本)
Q. おすすめの冷蔵庫を教えてください!
A.食材を1週間おいしく保存でき、食品ロスを防げるものを。
「アクアのTZシリーズは深澤直人デザインで、上段が冷蔵室、下段が冷凍室とすっきり。野菜ルームは腰の高さにあり、冷凍室は6つのボックスを備えるなど使い勝手が抜群です。野菜ルームは発芽を抑え、鮮度を保つ工夫が。使いかけの野菜をラップなしで保存できる『フレッシュ野菜ケース』も便利です」(神原)
「パナソニックのWPXタイプは、『はやうま冷凍』などおいしく保存する最新技術を備えているのはもちろん、スマホと連携して食材のストックを離れた場所でも確認できるのが秀逸。卵や牛乳といった常備食材の重複買いがなくなります」(島本)
『クロワッサン』1069号より