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白インゲン豆のポタージュ【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。

レシピ提供:中村恭子

白インゲン豆のポタージュ

白インゲン豆のポタージュ【ビジンサマレシピ】

「新緑の蓼科」×「きれいな色」×「お豆のポタージュ」というお題でいただいた撮影のお仕事でのお話です。

依頼主より「初物のグリーンピースで翡翠色のスープなんかができたらいいな」と言われたのですが、

如何せん新緑の蓼科ではグリーンピースだけでなくお豆はまだ採れません。

そこで保存豆の白インゲン豆で作る「純白」のスープをご提案したのです。

ここぞとばかりに我が家自家製の白インゲン豆を紹介しようと張り切っていた私ですが、いざ作ってみると、

あれ?純白というより象牙色ではないか……。

そもそもが白いんげん豆は白あんに使われる材料であるため本来の色味を生かすとうっすらと黄みを帯びることはわかっていたのですが、いつも私は豆乳で仕上げていたので、これを真っ白な牛乳と生クリームに変えることで純白に仕上げられる!となぜか確信していたのです。

純白という言葉を辞書で引いてみると「あらゆる点において真っ白」とあり、ウェディングドレスや白無垢などの印象からとても神聖なものを感じます。さらには決して裏切ってはいけないという固定観念を持つのは私だけでしょうか?

どうしよう……。

他の白い野菜を混ぜるとか、光の加減で白く見せるとか……という提案という名の逃げ道を用意しつつ

正直に
「お豆だけで純白になりませんでした……ごめんなさい!」
と告げたところ

担当者はあっさりと

「え?!これは純白ですよ!」という回答。

とまぁ、このようなやり取りのあった白インゲン豆のポタージュスープ、純白か象牙色かはさておきお豆の味が濃く、とても美味しいのでぜひ作ってみてくださいね。
ちなみに本番の撮影では白くて味わいも似た長芋を加えてさらに白く仕上げる予定です。

【材料】

白インゲン豆 100g 
新玉ねぎ 50g 
セロリ 10g 
白ワイン 50cc
塩麹 大さじ1〜
牛乳 200cc
生クリーム 50cc

水 600cc
ローリエ 1枚

塩 胡椒 少々

【作り方】

1.白インゲン豆は洗ってから鍋に入れ分量の水とローリエを加えて一晩おきます。
1.白インゲン豆は洗ってから鍋に入れ分量の水とローリエを加えて一晩おきます。
2.1を火にかけて煮立ったら火を弱め丁寧にアクを取ります。火を弱め蓋をして4〜50分、豆が柔らかくなるまで煮ます。その間に玉ねぎとセロリを焦がさないように炒め
2.1を火にかけて煮立ったら火を弱め丁寧にアクを取ります。火を弱め蓋をして4〜50分、豆が柔らかくなるまで煮ます。その間に玉ねぎとセロリを焦がさないように炒め
3. 2に加え、塩麹と白ワインを加えたら火を強め一煮立ち、再び蓋をして弱火で15分ほど煮ます。
3. 2に加え、塩麹と白ワインを加えたら火を強め一煮立ち、再び蓋をして弱火で15分ほど煮ます。
4.3の粗熱をとりミキサーにかけ(または裏ごしをして)鍋に戻します。牛乳と生クリームを加えて焦がさないようにかき混ぜながら弱火で温めます。塩、胡椒で味を整えて完成です。
4.3の粗熱をとりミキサーにかけ(または裏ごしをして)鍋に戻します。牛乳と生クリームを加えて焦がさないようにかき混ぜながら弱火で温めます。塩、胡椒で味を整えて完成です。
1.白インゲン豆は洗ってから鍋に入れ分量の水とローリエを加えて一晩おきます。
2.1を火にかけて煮立ったら火を弱め丁寧にアクを取ります。火を弱め蓋をして4〜50分、豆が柔らかくなるまで煮ます。その間に玉ねぎとセロリを焦がさないように炒め
3. 2に加え、塩麹と白ワインを加えたら火を強め一煮立ち、再び蓋をして弱火で15分ほど煮ます。
4.3の粗熱をとりミキサーにかけ(または裏ごしをして)鍋に戻します。牛乳と生クリームを加えて焦がさないようにかき混ぜながら弱火で温めます。塩、胡椒で味を整えて完成です。
白インゲン豆のポタージュ【ビジンサマレシピ】

「ビジンサマレシピ」について

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市…

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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