人気店に教わる基本のバスクチーズケーキと、ゴルゴンゾーラ、チョコレート、抹茶風味のバリエーションレシピ。
撮影・青木和義 文・近内明子
おいしくて、見た目もおしゃれなケーキが日替わりで店頭に並ぶ、チーズケーキ専門店の草分け的存在『A WORKS(ワークス)』。船瀬洋一郎さんに教わったのは、基本のバスクチーズケーキと3つの味のバリエーション。
「材料の配合や焼き方、仕上げのデコレーションなど、試行錯誤を重ねて作り出したのが僕のチーズケーキ。スーパーでも手に入る身近な材料を使い、混ぜて焼くだけのごくシンプルなレシピなので、家庭で気軽に作れます。おいしく食べるためにしてもらいたいのは、冷蔵庫でひと晩寝かせること。しっとりと濃厚な味わいになります」
常時行列ができる人気商品のレシピを、あえて発信していくのが船瀬流。
基本のバスクチーズケーキ
すべてのベースとなるプレーンなバスクチーズケーキ。ベイクドチーズケーキと比べ、ぎっしりと濃厚な味と食感が楽しめる。材料をムラなく混ぜて練ること、こし器でこすこと、時間をかけて焼き上げることが大切。
【材料(直径15cmの丸型1台分)】
クリームチーズ 200g
グラニュー糖 60g
卵 3個
生クリーム(乳脂肪分47%のもの)200ml
米粉(薄力粉でも可)15g
レモン果汁 適量
レモンの皮のみじん切り適量
【作り方】
加える材料でいろんな味に。バリエーションが手軽に完成する。
ゴルゴンゾーラバスクチーズケーキ
少々クセのあるブルーチーズをアクセントに。岩塩、黒胡椒、ハチミツを添え、レモンをたっぷり搾って食べると酸味の効いた大人の味に。
【材料(直径15cmの丸型1台分)】
クリームチーズ 200g
グラニュー糖 60g
卵 3個
生クリーム(乳脂肪分47%のもの)200ml
米粉(薄力粉でも可)15g
ゴルゴンゾーラチーズ 60g
【作り方】
1.基本のチーズケーキ1〜4と同じ。
2.1の生地をこし器でこしたあと、クッキングシートを敷いた型に流し入れる。
3.ゴルゴンゾーラチーズを1〜1.5cmにカットして上に散らす。焼き方は基本のチーズケーキ7、8と同じ。
チョコレートバスクチーズケーキ
チョコレートをたっぷりと練り込み濃厚な仕上がりに。製菓用ではなく手軽に買える板チョコでよい。カカオ成分の高いものほどビターな味わいに。生クリームと苺を添えて。
【材料(直径15cmの丸型1台分)】
クリームチーズ 200g
グラニュー糖 60g
卵 3個
生クリーム(乳脂肪分47%のもの)200ml
米粉(薄力粉でも可)15g
好みのチョコレート 50g
【作り方】
1.基本のチーズケーキ1〜4と同じ。
2.1の生地をこし器でこしたあと、1/2カップほどを小さい容器に取り分ける。
3.チョコレートを湯煎で溶かし、2で取り分けた生地に加えてよく混ぜ、元の生地に戻し入れてムラにならないようにさらによく混ぜる。焼き方は基本のチーズケーキ7、8と同じ。
抹茶バスクチーズケーキ
和の素材である抹茶を大胆に練り込めば、ほろ苦さと香りが引き立つ新鮮なフレーバーに。フレッシュな甘味のバナナと生クリームを添えるのがおすすめ。
【材料(直径15cmの丸型1台分)】
クリームチーズ 200g
グラニュー糖 60g
卵 3個
生クリーム(乳脂肪分47%のもの)200ml
米粉(薄力粉でも可)15g
抹茶 20g
【作り方】
1.基本のチーズケーキ1〜4と同じ。
2.1の生地をこし器でこしたあと、1/2カップほどを小さい容器に取り分ける。
3.2で取り分けた生地に抹茶を加えてよく混ぜ、元の生地に戻し入れてムラにならないようにさらによく混ぜる。焼き方は基本のチーズケーキ7、8と同じ。
『クロワッサン』1063号より
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