余らせがちなネギで作る万能調味料と使い方【松田美智子さんのレシピ】
撮影・荒木大甫
●青ネギ油
ねぎの青い部分の薄切り1カップ、塩小さじ1と1/2、ごま油1/4カップを合わせ混ぜる。密閉容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日保存可。
(こんな料理にも)
ラーメンに加えて一味上の仕上がりに。豚肉と合わせておくと野菜炒めの味付けが簡単にできる。
↓
青ねぎとひじきの焼きうどん
【材料(1人分)】
茹でうどん 1玉
酒 大さじ2
ひじき 3g
干し海老 大さじ1と1/2
青ネギ油 大さじ2
胡椒 少々
醤油 小さじ1
削り節 少々
【作り方】
1.茹でうどんは酒と合わせて手でほぐしておく。ひじきは水で戻し、海藻くささが消えるまで流水にさらす。
2.フライパンに青ネギ油を入れて中火にかけ、干し海老をさっと炒め、ひじきを加え炒める。
3.2に1のうどんを加え炒め、胡椒をふり、味をみて鍋肌から醤油を入れ、香ばしさを出してさっと炒める。器に盛り、削り節をあしらう。
余らせがちな香味野菜で作る、アレンジ自在の万能調味料。
「にんにくや生姜など、最近は、香味野菜もお安いものではないので、使いきれず残すのは本当にもったいない。少しの工夫で、いろいろな料理に使える万能の調味料ができます」
松田美智子さんが提案する香味野菜の調味料は、作り方もごくシンプル。
「香味野菜は、調味料に合わせておくだけでなじんでゆくので、時間が経つごとに味が変化します。今回、青ねぎは油と合わせましたが、基本的には油は入れないのがおすすめ。オリーブオイルやごま油など、調理するときに選んで合わせると洋風、和風、中華風と出来上がりをアレンジできます」
ちょっとした酒の肴や肉料理、手早く作る一皿ご飯、と自在に使い分けて。
「これがあると日々の料理作りが楽になる。ちゃんと作るんだけど、手間は省けるというのが理想。この万能調味料はそれを叶えてくれるはずです」
『クロワッサン』1063号より
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