しまおまほさん宅を開運鑑定士が鑑定。住まいを片づけると、運気も変わる!
気の流れをよくして、運気をアップしよう。
撮影・黒川ひろみ イラストレーション・しまおまほ 文・長谷川未緒
村野 うん、まず片づける。鑑定をしていて感じるのは、ものを溜め込みがちな人は、気持ちの整理整頓も下手で、人間関係もあまり得意ではないということ。
限られた時間の中で人生を豊かにしようと思ったら、嫌な人とは付き合わない、人付き合いの断捨離も必要ですが、自分にとって大切な人と、そうでない人を見分けられないんです。
ものを捨てることは、気持ちのよい空間を作るだけでなく、自分にとって必要なものとそうでないものを判断し、優先順位をつける練習にもなりますから、開運のきっかけにつながります。
しまお はぁ……わかりました。冷蔵庫はキッチンの向かい、リビングの一角に置いてますが、これもよくない?
村野 家相でいうと西の方角になります。西はお金とか人間関係とか体調とか、大切なものが全部つまっています。そこに、陰陽でいうと陰の冷蔵庫やウォーターサーバーと、陽の電子レンジを置いている。一緒にすることで気が乱れるから、お金が入ってこないし、入ってきても貯まりません。
しまお どうしたらいいですか?
村野 配置換えをして、電子レンジを離してほしいところですが、離せない場合は板を1枚入れるなどしてワンクッション置き、少しでも離すこと。この赤いキャビネットには何が入ってるんですか?
しまお 書類です。区や保育園からの手紙とか、領収書とか、必要なもの。
村野 風水では大事なものを水の近くに置くと流れてしまうと考えるので、ここには置いてほしくないですね。
しまお えー、どうしよう。とりあえず、少しでも離すようにします。寝室はどうですか?
村野 どっち向きに寝ていますか?
しまお 南向きです。
村野 運気が上がる寝室と枕の方位は生まれた年と性別によって変わります。しまおさんは北向きに寝たほうがいいですよ。自分と相性のいい方位で寝ると、眠りの質もよくなり、開運効果が上がります。
運気を上げるってめちゃくちゃおもしろいことなんですが、自分の運って、なかなか判断できませんよね。いつもそばにいる人や、気が合う人が、すごく幸せそうで流れに乗っているならば、自分の運気もいいんです。でも友だちがいつも問題を抱えていたり、家族のことで悩んでいたりするならば、自分もそうだということ。
しまお すごくわかります。納得したし、言われたことはぜんぶ図星なので、まずは片づけます。
開運片づけ対談、 勉強になりました…。(文・しまおまほ)
席についたわたしに「気の流れが悪い」と開口一番に村野さんはおっしゃいました。
そして、「なんでココ来たの! 占いなんて信じていないのに!」と。いえ、占いは好きですよ、と言うと「興味本位でワイワイやる分には好き…って意味でしょう?」と。ぐうの音も出ない。その通り。
「原因追求への欲求が強い」「他人を信じていない」「いつも60〜70%の満足感しか得られない」
九星気学で性格と癖をズバズバと指摘され、その都度「そうかなあ」「最近はそんなことない」「それはわたしもわかってます」と口ごたえをするのですが、心の中は震えていました。もうこれ以上見抜かないで! と。
しかし、それは序の口で。そこから家相を見ていただくと…その内容は本文で読んでいただいた通り。引越しの時期、移動の方位、物の配置、寝る場所…そしてなにより「汚部屋」であること。プチ凶を重ねている結果、わたしは運を少しずつマイナスしながら生活を送っているらしいです。ガチョーン。
落ち込むわたしに「まず片づけでスッキリして、人を信じるところから始めたら」とアドバイスをしてくださった村野さん。人間としての基礎の基礎からつまずいていることに気づかされ、これじゃあ運気にも逃げられるな、と思ったのでした。
『クロワッサン』1060号より
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