くらし

しまおまほさん宅を開運鑑定士が鑑定。住まいを片づけると、運気も変わる!

不要なものを片づけ、家をきれいに保つことと開運の間には、こんなに深い関係があった!
気の流れをよくして、運気をアップしよう。
  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・しまおまほ 文・長谷川未緒
しまおまほさん(左)エッセイスト、漫画家。村野弘味さん(右)開運鑑定士。

片づけたほうがいいとよく聞くけれど、ものに愛着を抱きやすくて捨てられないという、エッセイストのしまおまほさん。息子とふたり暮らしの住まいは、日当たりも風通しもいいものの、作り付けの収納がないせいもあり、確かにものが溢れがち。そんなしまおさん宅を、秒速で予約が埋まると評判の開運鑑定士・村野弘味さんに鑑定してもらった。

村野弘味さん(以下、村野) 甘口がいいですか? 辛口がいいですか?

しまおまほさん(以下、しまお) 辛口でお願いします!

村野 わかりました。まず片づけましょう! 家って気持ちが表れるんですよ。これだけ片づいていないということは、気持ちがモヤモヤと乱れていて、物事がうまく進んでいないでしょう?

しまお うーん、進んでいないということはないと思いますけれど……。

村野 しまおさんは四緑木星(しろくもくせい)の10月生まれ。

リビングから見た玄関。三和土(たたき)には虫取り網やボールといった子どもの遊び道具も置かれている。

九星気学による、しまおまほさんの 宿命と性格診断。【四緑木星】10月生まれ

●基本性格
自分では気づいていないが、かなりの不思議ちゃん。人とのコミュニケーションは得意ではなく、共感し合える相手を見つけられるかどうかが人生の明暗を分ける。個性的な自分を認めてあげられると、気持ちが楽になり、運が開けていく。多様性を認めてくれる企業で働くか、音楽や芸術など個性で勝負できる仕事が向いている。

●お金
周囲から浮いてしまう個性の持ち主であることを自覚すると、バランスがよくなり金運も好転していく。趣味にはお金をどんどん使うが、メリハリをつけられるので、しっかり貯めていけるはず。

●注意ポイント
周りの人と違う感性を持っていることは悪いことではない。周囲に合わせつつ、同じ趣味を持つ人や気の合うパートナーに自分を解放しストレスを発散できれば、生きやすくなる。

九星気学とは古代中国で生まれた占術のこと。
生まれた年月日による宿命(持って生まれた性格や能力、適職、恋愛傾向など)を知るほか、方位の吉凶を調べ、開運に役立てるためにも使われる。詳しくは村野さんの著書を。

しまおさん宅の間取り図。北西側が引っ込んでいる。家相学では、北西は人の協力を得る場所のため、ここが欠けていると人に助けてもらえないと考えるのだそう。片づけることで、欠けを補うことに。

村野 ですから芸術関係の仕事は非常に向いています。自分の宿命に合った仕事ができているのは運がいいのに、この家だと60点くらいの感じ。ちゃんと片づけて気の流れがよくなると、パズルがぴたっとはまるように、物事が望みどおりに進んでいきますよ。

しまお あぁ、確かにもっと大胆に生きられると思っていたけれど、細々したところでつまずいているというのは、自分でも感じています。

村野 運気をスピーディに上げる方法はいろいろあるんです。たとえば私は毎月よい方位へ旅行する方位取りをしましたが、この開運術はお金がかかります。片づけは簡単で、お金もかからないからおすすめしています。

基本はよい気が流れるように、ものを減らして丁寧に扱うこと。

保育園に持っていくものリストや、展示会で購入した作品などが貼られた玄関扉。

村野 気は玄関から入ってくるので、家の中では特に清潔にしてほしい場所です。これだけ汚れていると、玄関を通ることで家の気が汚れます。運はマイナスからゼロに持っていくのが大変なんです。「玄関にこういうものを置くと運気が上がります」というのは、ゼロからプラスにする段階。残念ながら、そこまでいっていないんですね。

しまお マイナスの段階?

村野 そう。ベランダにも藻の生えた水槽が置いてあるでしょう。南は一番エネルギーの強い場所で、本来はよい気が入ってくる。でもこういう汚れたものを置いておくと、汚れた気が入ってきてしまいます。

しまお この水槽、メダカがいるんです。メダカにとっては藻がいいって聞いたんですけれど。

ベランダには、子どもが釣ってきたザリガニや、カブトムシの幼虫が入った虫かご、タイのお土産のサンダルなどが。日当たりがいいからか、観葉植物がよく育っていた。
作り付けの収納がないため、ものが溢れがちなリビングだが、日当たりも風通しもいい。右側に置かれたダイニングテーブルは母から譲り受けたもの。

村野 もう少しきれいにしてあげてもいいと思いますよ。
リビングのソファも、南に背を向けてしまっていますが、南か東を向くように置いたほうがいい。南向きはひらめきや創造力が、東向きはやる気や元気が湧いてきます。それから、ものを床に置かないようにして、丁寧に扱ってあげましょう。ものも呼吸しているので、乱雑に置いていたり積み重ねていたりすると、呼吸ができません。

しまお ものに対してそういう気持ちで接することが大切なんですね。

村野 そうですよ。ものを丁寧に扱えない人は、自分も丁寧に扱えないんです。たぶん、ものの置き場所も決めてないでしょう? すべてなんとなく置いている。そういうなんとなくの家に住んでいるから、すべてが「なんとなく」になっちゃうんです。所定の場所を決めて、片づけるようにしましょう。

しまお ぐさっと刺さってくる……。

しまおさん宅の写真を見て鑑定する村野さん。「この家じゃ、持って生まれた運を活かしきれないから、もったいない!」(村野さん)

健康もお金も、片づけと 方位で手に入れる!

おいしかったお土産のお菓子の袋が壁に貼られているなど、好きなものに囲まれたキッチン。おたまや泡立て器を下げているポールは自分で取り付けた。食器は「ご自由にどうぞ」と個人宅前に出ているのをもらってきて利用することも。

村野 キッチンを見せてください。ものを出しっぱなしにしていると、油がはねるし、掃除がしにくいでしょ? 脅かすわけではないけれど、汚れたところで作っているごはんを食べていると、健康運がガタ落ちします。

しまお えーっ、そうなの? 台所が汚い家で育つと菌に強くなるってネット情報はウソか……。子どもの頃から片づけが苦手で、私がいるところいるところ、汚くなっていくんです。新幹線に2時間乗っていると、席の周りが部屋みたいになる。でも、とにかく片づけろってことですね。

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