くらし

ザクザク美味しい、りんごのクランブル【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子

蓼科では毎朝真っ白に霜が降りる景色が続いています。
ここ数年この季節に私は、小川村にある「すまいる農園」さんでりんご狩りをします。

※この記事は11月の終わり頃に書いています。

「すまいる農園」さんはオーナー制度を採っているりんご園で、私が代表を務める一般社団法人蓼科塾でも一本所有しています。

農園を運営している下薗千登世さんはご家族で東京都から移住された方です。子育ては都会よりものんびりした環境でしたいという下薗さんの強い思いから決断されたのだとか。

下薗さんが移住地として選んだ小川村は日本で最も美しい村としても知られる風光明媚でのどかな山間にあります。この村はおやき発祥の地としても知られており、隠れたりんごの名産地として有名です。また同時に深刻な高齢化が進んでいる地域でもあります。

程なくして下薗さんは高齢化でりんご栽培ができなくなった女性からりんご園を託されます。

そこから下薗さんの生活は一変。子育てだけでなく農業の勉強からりんご園の立て直し、そして農作業、と多忙な日々が始まりました。


写真は「すまいる農園」のりんごの花。花摘み、その後の摘果作業で粒の揃ったりんごを育てます。

以前より、自然環境や、食に関心があった下薗さん。

農園では、除草剤を使用せず環境に配慮した栽培方法をと心がけておられるそうです。

他にも地元の食材を使ったお菓子などの商品開発を手がけるなどして、地域にも貢献されているバイタリティ溢れる素敵な女性です。

小川村のYouTubu動画で下薗さんの移住の経緯がご覧いただけます。↓
https://www.youtube.com/watch?v=ZHy__tAmx78

今回は採れたばかりの「すまいる農園」さんのサンふじりんごを使って大好きなお菓子クランブルのレシピをご紹介します。

ザクザクしたクランブル生地と甘く煮たシナモン風味のりんごとの組み合わせがとても美味しく、簡単に作ることができるのでぜひお試しになってくださいね。

すまいる農園さんの情報はFacebookから↓
www.facebook.com/itumoegaodegenkiyoku

【材料】

※17cmのタルト型またはグラタン皿を使用
りんご 約2個(皮付き、芯の部分を除いた正味400g)
甜菜糖 大さじ4
シナモン、レモン果汁 少々

クランブル生地:
薄力粉 40g
アーモンドパウダー 40g
ココナッツオイル 20g
小麦ふすま 10g(なくとも良い)
メープルシロップ 大さじ1/2
塩 2g
シナモン 少々

アーモンドスライス 適量

【作り方】

1.りんごは一口大にカットし甜菜糖をまぶして数時間〜一晩おきます。このくらい水分が出ればOK。
2.中火にかけて煮立ったら火を弱めて20分くらい煮ます。
3.ココナッツオイルは湯せんにかけて液体にします。クランブル生地の材料(アーモンドスライスを除く)を全てボウルに入れて手で混ぜ合わせそぼろ状にします。
4.耐熱皿に2のりんごを並べ入れ、その上にクランブル生地を広げてのせアーモンドスライスを散らします。180度に余熱を入れたオーブンで45分焼いて完成です(オーブンにより焼き時間、温度は若干異なるので調節してください)。

「ビジンサマレシピ」について

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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