くらし

せいろなしで作る、干し海老焼売【ワタナベマキさんのフライパンで作る蒸し物レシピ】

焼く、炒めるといった使い方が多いフライパン。実はせいろいらず、失敗知らずで、手軽に蒸し料理ができてしまう優れものの一面が!
  • 撮影・三東サイ

干し海老焼売

フライパンの直径より少し大きめにペーパーを切ってのせ、下に水を入れるだけ。

せいろなしでこんなに手軽に焼売が蒸せるなんて、と目からウロコの方法がこちら。王道のぷりぷり焼売は、小ぶりのひと口大に包むようにして。

【材料(2人分)】
豚挽き肉 150g
干し海老 大さじ2
玉ねぎ 1/2個
焼売の皮 12〜15枚
A[紹興酒(酒でも可)小さじ2 しょうゆ 小さじ1 塩 小さじ1/3]

【作り方】
1.干し海老はかぶるくらいのぬるま湯に20分浸して戻し、粗く刻む。戻し汁大さじ2を取っておく。
2.豚挽き肉に干し海老、みじん切りにした玉ねぎ、A、戻し汁を加え、粘りが出るまでよく混ぜる。焼売の皮で包み、形を整える。
3.フライパンにオーブンペーパーを敷いて2をのせ、ペーパーの下に水1/2カップを入れ込む。フタをして弱めの中火で約7分蒸す。

フライパンで作る蒸しものはいいことづくめの調理法。

フタを開けるとほんのり立ち上る、湯気とおいしそうな香り。フライパンで作る蒸しもののよさは、その手軽さ。

「もう一品というとき、ぱっとできるのがありがたいところ。素材の水分を活かし、オイルや酒の旨みを足して仕上げるのがコツ。多少火を入れすぎても失敗がないのもうれしい。フッ素樹脂加工の大小サイズがあると便利です」

と、ワタナベマキさん。炒めものよりさっぱりと食べることができ、体にも優しい。フライパンひとつでできるので洗い物も少なく、コンロも汚れにくい、と、いいことずくめの調理法。

「残り野菜にオイル、塩をふり、ベーコン、アンチョビ、ツナなどの味だし食材と水分を加えればさっとできるので、私も普段からよく作っています」

ワタナベマキ

ワタナベマキ さん

料理家

シンプルな中に発見のある、日々の食卓に役立つレシピで人気。著書に『ほったらかしでおいしい! 蒸しレシピ』(学研プラス)ほか多数。

『クロワッサン』1055号より

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