大地震、台風、洪水、ゲリラ豪雨、土石流……と、穏やかな日々の暮らしを突然破壊する、さまざまな災害の危機にさらされている今の日本。だからこそ、防災に関する行動は日常生活の延長線上にあると考えることが重要、と話すのはNPO法人「ママプラグ」理事の冨川万美さん。
「災害に備えるというと、乾パンなどの非常食を用意するとか、懐中電灯を持ち出し袋に入れておくとか、非日常の事態を思い描きがちです。それはそれで誤りではありませんが、災害は毎日の生活の、ほんの一歩先で起きるもの。普段の生活スタイルでできることを、今一度考えてみることは大切です」
そのための〝心得〟にはどんなものがあるか。さっそく見ていこう。