くらし

いつもの鶏肉と厚揚げの煮物がガラリと変わる、簡単スパイス料理【山田英季さんのレシピ】

香りが変われば、いつもの料理の印象もガラリと変わる。スパイスをもっと自由に普段使いするための初級編。
  • 撮影・小林キユウ 文・葛山あかね

鶏肉と厚揚げの煮物+マスタードシード

「いつもの煮物がワンランク上の一品に見えるテク(笑)」。この場合、乾燥したマスタードシードは、煮汁で煮て戻すのがコツ。

鼻に抜ける優しい辛味。食感もアクセント!

【材料(2人分)】
鶏手羽中10本
厚揚げ1枚
しょうが5g
A[塩小さじ1/2、マスタードシード小さじ1、しょうゆ小さじ1、みりん小さじ2、合わせだし300ml]

【作り方】
1.しょうがは千切りにする。厚揚げは食べやすい大きさに切る。
2.鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、手羽中、しょうが、厚揚げを入れ、中火で10分煮る。

もっと手軽にスパイス料理。

「日常的にスパイスを上手に使いこなそうと思ったら、スパイス味の料理にはしないこと。これがミソです」

スパイス使いに長けた山田英季さんの言葉に一瞬「そうなの?」と耳を疑いつつも続きを聞くと、「とくに日本人はスパイス感が強すぎれば途中で飽きてしまったり、食べづらかったりして、また作ろうとは思わないでしょう。だから、まずはスパイスそれぞれの個性を知ることから始めましょう」。

今回、教えてくれたのはおなじみの家庭料理。いつもの味にプラスするからこそ、スパイスの味や香りがよく分かるし、個性を知れば、スパイス料理の幅がもっと広がります。

山田英季

山田英季 さん (やまだ・ひですえ)

料理家

レストランでシェフを歴任後、料理家に。旅と食のwebサイト「andrecipe」主宰。近著『あたらしいおかず 家ごはんをも〜っとおいしく!』。

『クロワッサン』1045号より

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