いつものハンバーグがガラリと変わる、簡単スパイス料理【山田英季さんのレシピ】
撮影・小林キユウ 文・葛山あかね
ハンバーグ+山椒
山椒は、柑橘類と同じ感覚で使えます。
【材料(2人分)】
合いびき肉300g
セロリ2本
オリーブオイル大さじ1と1/2
水100ml
しょうゆ大さじ3
みりん大さじ1
バター10g
粉山椒適量
A[塩小さじ1/3、黒こしょう少々、ナツメグ少々、卵1個、パン粉1/2カップ]
付け合わせ[クレソンとミニトマト]
【作り方】
1.セロリはみじん切りにする。
2.フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を温め、1をしんなりするまで炒めて粗熱を取る。
3.ボウルに合いびき肉、A、セロリを入れて、粘り気が出るまで混ぜ、4等分に分けて小判状にまとめる。
4.フライパンにオリーブオイル(大さじ1/2)を温め、3を入れて両面に焼き色をつける。
5.4に水を入れて蓋をし、中火で8分蒸し焼きにする。
6.5にしょうゆ、みりん、バターを入れ、とろみが出るまで煮詰める。
7.器に盛り付け、ハンバーグに山椒をふる。付け合わせを添える。
もっと手軽にスパイス料理。
「日常的にスパイスを上手に使いこなそうと思ったら、スパイス味の料理にはしないこと。これがミソです」
スパイス使いに長けた山田英季さんの言葉に一瞬「そうなの?」と耳を疑いつつも続きを聞くと、「とくに日本人はスパイス感が強すぎれば途中で飽きてしまったり、食べづらかったりして、また作ろうとは思わないでしょう。だから、まずはスパイスそれぞれの個性を知ることから始めましょう」。
今回、教えてくれたのはおなじみの家庭料理。いつもの味にプラスするからこそ、スパイスの味や香りがよく分かるし、個性を知れば、スパイス料理の幅がもっと広がります。
『クロワッサン』1045号より
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