再開発で商店街が根こそぎ喪失し、マンションが乱立した実家のあたり…。八百屋、精肉屋はもちろん、貝類専門の鮮魚店や佃煮屋が並ぶ商店街の一角にあったのが、祖母とよく行った喫茶店「カトレア」です。
使い込んだ飴色の木製テーブルと椅子が並ぶ、ザ・昭和な店でお気に入りだったのがホットサンド。千切りのキャベツときゅうりは水気を切ってマヨネーズで和えてあり、ほんのちょっとカレー風味。厚切りハムとチーズが加わった具沢山のホットサンドを、勝手に「カトレアパン」と呼びリピートしていました。
最後に食べたのは高校時代…。あの「カトレアパン」をまた食べたい! と熱望する私に訪れたのが、嬉しいホットサンドブームです。巷では「おうちキャンプ」や「ホットサンドメーカー飯」なるものが流行っている模様で、各社からホットサンドメーカーが出回っています。
具沢山のパンをしっかり挟める仕様で、使いやすさを吟味した結果、金属加工で名を馳せる街、新潟県燕三条で作られた一品を選びました。