【試して納得】しめつけないけど脱げにくい、ストレスフリーな靴下「ラソックス」。
撮影・黒川ひろみ 文・板倉ミキコ
本音を言うと、出来るだけ靴下は履きたくないんです。冠婚葬祭以外には、ストッキングだって履くこともありません。どうしても寒さに耐えられない冬場はタイツを履きますが、それ以外の季節は出来るだけ素足で過ごしたい……。それは何より、素足の解放感に勝るものはない、と信じて疑わないからです。
でも、足元の冷えが段々と気になると、流石に靴下の暖かさに頼らざるをえません。とは言え、これ!と思う相性のいい1足を見つけるのは難儀です。
生地はなるべく柔らかく、フィットしすぎないものがいいのだけど、そんなヤワな生地は、たちまちかかとやつま先が擦り切れます。その上、靴に段々吸い込まれるように持って行かれ、ずり落ちるなんてこともあって不快。はき口のゴム部分がきつく、ゴム跡がつくタイプも勘弁です。
そんな素足好きな私でも、思わず足を入れたくなる靴下のコピーが目に入りました。「日本人の足の型に合わせて編み上げた、解放感が得られるストレスフリーな靴下」。それが、ラソックスという国産靴下ブランドのリラックスシリーズです。
一番の特徴は、直立時の足首の角度に合わせ、足に沿ったL字型に編まれていること。それゆえ、ゆったりと柔らかな編み地なのに、かかとは脱げにくい仕様になっています。日本人のかかとは、欧米人に比べて小さいらしく、合わない型の靴下を履いていると、脱げやすくなるそうです。はき心地の良さを追求するなら、靴同様靴下も、足型に合ったものを選ぶことが鉄則というわけ。
さらに、部位ごとに編み方を変化させるという細かな技術が素晴らしい。つま先部分はしめつけないよう緩めの編み、甲部分はたるみがなく、でも窮屈感がないように編み、かかと部分は少しタイトに、そしてかかとから履き口に向かっては緩やかに広がっていくテーパー構造。しめつけないけど脱げにくい、ストレスフリーな靴下が仕上がります。
やわすぎない、しっかりした素材にも注目。秋冬版で登場したこちらは、暖かさと心地良さが共存するウール混。肌あたりの優しい素材となりました。
足裏、かかと、足首周りが靴下全体に優しく包み込まれるような感覚。“たかが靴下”とお思いの方こそ、このはき心地の違いを実感して欲しいです。(ライター Mikiko)
<商品概要>
■商品名:ラソックス リブストレッチ靴下(各色 税込1,620円)
■販売:クロワッサンの店