夏のお中元と暮れのお歳暮。
年に二回、お世話になった人へのご挨拶とお礼を込めて物を贈る風習は、世の中の付き合いが簡素化、デジタル化する流れに合わせて、年賀状とともに減っているように感じましたが、コロナ禍以降再注目。
大切な人への感謝はやはり形にして表したい、という人が増えているようです。
1年を上元、中元、下元に分ける、中国の暦に由来するお中元ですが、日本に渡ってきたのちはご先祖様を供養する日となり、その後宗教的意味合いを超え、自分と関わりのある人々との繋がりを感謝し、物を贈り合う形に変わっていきました。
昭和の時代は仕事のお得意先など、とりあえずお中元を贈っておかなければ、と単なる社会人のマナーになっていた感もありますが…。本来大切にしたいのは、相手の無病息災を祈る、日頃の感謝を伝えるという贈る側の気持ち。令和の今こそ、敢えてのお中元を贈りたくなります。
そこで私が選んだのは、日頃愛用しているガーゼのバスタオルです。