島田 手相は変わるという話をしたけれど、運って「運ぶ」と書くでしょう? 待っていても来ないんです。運のいい人とよくない人で絶対的に違うのは、フットワークの軽さ。
川村 私もいいと言われた所にはすぐ行ってみるほうなんですけれど、強欲ババアみたいと自分で思ったりして。
島田 その「強欲」という考え方がよくない。日本人はお金を稼ぐのは卑しいことだ、銭ゲバだなんて言いがち。妬みもあるのかお金を悪者にしてしまう。海外の人はもっとストレートに「お金を稼ぎたい」と言うでしょう。
川村 じゃ「お金好きです」ってどんどん言います。
島田 それ大事だと思う。お金だって人間と一緒で、悪者扱いされて嫌いです、と言う人の所へは行きたくない。逆に「島田さん大好き」と言われたら、こちらも好きになる。それと同じ。もう一つ言えるのは、運に恵まれた人は、自分は運がいいと信じ込んでいる。
川村 信じる者は救われる。
島田 日常は選択の連続なので、自分は運がいいと思って選んでいくのとその逆とでは、結果が全然違ってきます。たとえ同じ生活をしていたとしてもね。それに運とうまく付き合っている人は失敗したとしても「今回運がなかったわ」と切り替えが早いけれど、そうでない人は自分はだめだ、努力が足りないと引きずりがち。
川村 あの、お話を聞いて思ったんですけど、運って平等ですか?
島田 平等でしょう。いろいろな考え方ができると思うけれど。
川村 それだとちょっと気持ちが高まります。運も自分次第だったりしたらいいなーって(笑)。あ、もう一つ聞きたい。直感タイプと熟考タイプ、どっちのほうが運は鍛えられますか?
島田 基本的に直感を大事にする人は成功者に多いです。直感が曖昧でよくわからないという人は、ワクワクするほうを選んでいくといいと思います。
川村 すてき! ワクワク度で決めていいんですね。
島田 そのほうが自分が幸せだし、一生懸命がんばれる。自然に笑顔になっているんですね。楽しそうな所に人は集まるから、人脈も広がる。人も財ですから、金運につながっていく。普段からいかに自分をご機嫌でいさせるかだね。
白鳥 自分で自分をご機嫌にするって、誰かにやってもらうイメージがあったけれど、でもこれ、自分の人間力を鍛えれば、なんとかできそう。
島田 このご時世、パワースポットでご利益をという人も多いと思うけれど、二人は神社へお参りに行くとき、何をお願いしますか?
川村 まず名前を言って家族の健康を願って、「結婚したいです」(笑)。
白鳥 私はイライラしたときに行くことが多いので「祓ってください」というのと「仕事がうまくいきますように」。
島田 お参りの仕方として、神様に所信表明するというのがあります。そのとき単に結婚したい、お金持ちになりたい、ではなく、具体的に伝えるのがポイント。どんな人と結婚してどういう生活をしたいか、どういうプランで誰と一緒に仕事をしたいか。すると、お参り自体がそういうことを考えるいい時間になるわけですよ。
白鳥 確かにここで具体的に考えられたら、かないそうな気が。それができないからモヤモヤするんですよね。
島田 金運を上げたいとざっくり考えていても、絶対に上がらない。自分の武器ややりたいことがどうやったらお金につながるかということをしっかり考えることが必要。
白鳥 もっとスピリチュアルな話かと思っていたら、理論的だしわかりやすいです。