【島田秀平×たんぽぽ】金運アップは手相とマインドの変化から。
節約したり苦手な運用を考えたり。努力もそろそろ限界。いっそ運を味方につけて、風向きを変えてみましょう。まずは島田秀平さんに金運の鍛え方を徹底聞き込み。
たんぽぽの二人の不安を取り除いたその方法論とは。
撮影・青木和義 スタイリング・山崎由佳(たんぽぽ) ヘア&メイク・荒木由希子 イラストレーション・津村仁美 文・松本あかね
運は運ぶもの。 じっと待っていてもお金持ちにはなれない。
島田 手相は変わるという話をしたけれど、運って「運ぶ」と書くでしょう? 待っていても来ないんです。運のいい人とよくない人で絶対的に違うのは、フットワークの軽さ。
川村 私もいいと言われた所にはすぐ行ってみるほうなんですけれど、強欲ババアみたいと自分で思ったりして。
島田 その「強欲」という考え方がよくない。日本人はお金を稼ぐのは卑しいことだ、銭ゲバだなんて言いがち。妬みもあるのかお金を悪者にしてしまう。海外の人はもっとストレートに「お金を稼ぎたい」と言うでしょう。
川村 じゃ「お金好きです」ってどんどん言います。
島田 それ大事だと思う。お金だって人間と一緒で、悪者扱いされて嫌いです、と言う人の所へは行きたくない。逆に「島田さん大好き」と言われたら、こちらも好きになる。それと同じ。もう一つ言えるのは、運に恵まれた人は、自分は運がいいと信じ込んでいる。
川村 信じる者は救われる。
島田 日常は選択の連続なので、自分は運がいいと思って選んでいくのとその逆とでは、結果が全然違ってきます。たとえ同じ生活をしていたとしてもね。それに運とうまく付き合っている人は失敗したとしても「今回運がなかったわ」と切り替えが早いけれど、そうでない人は自分はだめだ、努力が足りないと引きずりがち。
川村 あの、お話を聞いて思ったんですけど、運って平等ですか?
島田 平等でしょう。いろいろな考え方ができると思うけれど。
川村 それだとちょっと気持ちが高まります。運も自分次第だったりしたらいいなーって(笑)。あ、もう一つ聞きたい。直感タイプと熟考タイプ、どっちのほうが運は鍛えられますか?
島田 基本的に直感を大事にする人は成功者に多いです。直感が曖昧でよくわからないという人は、ワクワクするほうを選んでいくといいと思います。
川村 すてき! ワクワク度で決めていいんですね。
島田 そのほうが自分が幸せだし、一生懸命がんばれる。自然に笑顔になっているんですね。楽しそうな所に人は集まるから、人脈も広がる。人も財ですから、金運につながっていく。普段からいかに自分をご機嫌でいさせるかだね。
白鳥 自分で自分をご機嫌にするって、誰かにやってもらうイメージがあったけれど、でもこれ、自分の人間力を鍛えれば、なんとかできそう。
島田 このご時世、パワースポットでご利益をという人も多いと思うけれど、二人は神社へお参りに行くとき、何をお願いしますか?
川村 まず名前を言って家族の健康を願って、「結婚したいです」(笑)。
白鳥 私はイライラしたときに行くことが多いので「祓ってください」というのと「仕事がうまくいきますように」。
島田 お参りの仕方として、神様に所信表明するというのがあります。そのとき単に結婚したい、お金持ちになりたい、ではなく、具体的に伝えるのがポイント。どんな人と結婚してどういう生活をしたいか、どういうプランで誰と一緒に仕事をしたいか。すると、お参り自体がそういうことを考えるいい時間になるわけですよ。
白鳥 確かにここで具体的に考えられたら、かないそうな気が。それができないからモヤモヤするんですよね。
島田 金運を上げたいとざっくり考えていても、絶対に上がらない。自分の武器ややりたいことがどうやったらお金につながるかということをしっかり考えることが必要。
白鳥 もっとスピリチュアルな話かと思っていたら、理論的だしわかりやすいです。
今すぐ実践できて即効性あり! 島田式金運アップ術。
島田 これまではいかに金運マインドを作っていくかについてだったけれど、ここからは具体的な金運アップ術をお伝えしましょう。
白鳥 待ってました!
島田 まず風水の観点でいうと玄関と水回り。玄関からいい運気が入り、水回りから悪い運気が出ていくので、ここの換気と掃除を徹底して。特に金運に関係するのがトイレです。
川村 やってます! 便器をピカピカに磨いて。
島田 それだとまだ50点。神様というのは上のほうにいらっしゃるので、天井や換気扇も同じくらいピカピカにしておくことが、一番金運を上げる方法。
白鳥 帰ったらすぐやります!
島田 あと実験感覚でやってみてもらいたいのが、体に合った水を探すこと。1週間、1つの銘柄の水を飲み続ける。それで何が起こったかメモしておいてください。機嫌よくいられる、仕事が決まった、ということがあったとしたら、そのときに飲んでいる水がまさに体に合っている水なんです。
川村 そういえば、ウォーターサーバーの水がおいしくなくて、1日で解約したことがあります。
島田 いい判断。今は二人とも調子がいいから水が合っているんじゃない? 最後はお金の使い方についてだけど、「生き金を増やして、死に金を減らす」という考え方。例えば仕事で英語が必要になって英語学校へ通いました。この学費は生き金、死に金どっち?
川村 生き金! 自分のためになるお金だから。
白鳥 そういうこと!? 人にあげちゃったから死に金かと思った(笑)。
島田 自分の未来につながること、自分への投資は生き金になります。お金は天下の回りもの。お金の使い方で未来は変わっていくから、切り詰めて貯金することが必ずしも正解ではなくて、例えばレストランでおいしいものを食べてリフレッシュするのも必要なこと。先ほどの話で言うと、ご機嫌が増えるから金運も呼び寄せられる。
川村 どう使っていくかがすごく重要なんですね。もったいないじゃなくて。
島田 家計簿をつけるときも、生き金は黒字、死に金は赤字でつければ、1カ月もたてば一目瞭然。徐々に黒が多くなってくれば、お金に対する考え方も変わってきます。
白鳥 そんなふうに考えたことすらなかったです。今はコロナで、皆お金が減っていくことにおびえていません? だから減らない方法を探しているけれど、生活していく上でお金は使うから、それを生き金として使えばいいんだというのは、ポジティブな教えだなぁ。
島田 占星術の話になるけれど、2020年12月に「土の時代」から「風の時代」の転換期に入り、2025年に本格的に切り替わるとされています。今を乗り越えた人が2025年から本当の勝ち組になる、とても大事な時期。
白鳥 怖いよう。新しい価値観、何一つ身についてない。
川村 どうしたらいいですか?
島田 土の時代までは1つの会社に勤め上げたり、1つのことを極めることが美徳とされていたけれど、これからはトライアンドエラーで何でもやってみようという感覚が大事。それは大変なことだけれど、「大変」は「大きく変わる」と書くでしょう。先日、ゴルゴ松本さんが「島田、今、苦しいだろ、難しい時代だろ。苦難、災難、難題難問とか。でもな、難がないって『無難』なんだぞ。難があると書いて『有り難う』という字になるんだぞ」と。
川村・白鳥 おおー。
島田 困難が多い時代だけれど、これを乗り越えるとまた大きく成長できる。日本人はこれを「有り難う」という言葉にしている。
白鳥 そうか! 動かないほうが楽だし失敗したらと思ってしまうけど、動いたほうがいいというのは新たな発見!
川村 ダメだったら次に行けばいいし。
白鳥 その先で何に出会うかわからないしね。毎日ワクワクできそう!
島田式 金運アップマインドの作り方
●フットワークは軽く。
人からよいと勧められたことを即実践したり、いろいろな場所に顔を出す人は、情報や出会いのチャンスに恵まれ、運を呼び寄せる。自分の興味関心に素直に、今ならオンライン上のさまざまな催しに参加してみるのも手。
● 「お金、好きです」と素直に言う。
お金は汚い、お金は悪いなど、ネガティブな刷り込みがあるとお金は逃げていく。その心は、相手をきちんと評価しない人の人間関係がうまくいかないように、お金と向き合えない人はお金と上手に付き合えないということ。
● 「自分は運がいい」と信じる。
運がいいと信じていれば、運を味方につけたも同然。自分は大丈夫という安心材料になり、思い切った挑戦や決断も恐れない。経営の神様・松下幸之助氏が最終面接で「自分は運がいい」と答えた学生を採用していたのは有名な話。
●自分で自分をご機嫌に。
「笑う門には福来る」というように、いつもご機嫌で笑顔の人には、人が集まり人脈ができ、金運、開運にもつながっていく。悲しいことが続いて気持ちが荒れているときは、ゴミ拾いなどで徳を積んで。小さな社会貢献を積み重ねて、自分をご機嫌にするクセを。
●神社で神様に所信表明。
遠くの有名な神社もいいですが、地域の氏神様の参拝も忘れずに。名前を名乗り、仕事のプランなどを具体的に伝え、「がんばるので見ていてください」と神様と約束。具体的に考えるステップを踏むことで、実現の可能性も高まる。事後報告としてお礼参りにも行こう。
『クロワッサン』1048号より
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