何をしても消えない風呂の黒カビ。最終手段は?
プロに頼む前に、自分でできる修繕法を、住生活ジャーナリストの藤原千秋さんに聞きました。
撮影・黒川ひろみ 文・長谷川末緒
Q.何をしても消えない風呂の黒カビ。最終手段は?
A.
温度・湿度が高く、皮脂などの栄養もある浴室はカビの温床。浴槽との継ぎ目などに使われているコーキング(シリコーンゴム)にはフォーマという黒カビが生えやすい。次亜塩素酸ナトリウムの作用が期待できる市販のカビ取り剤などで殺菌漂白できるが、菌糸が奥まで入り込んでいると作用しにくく、消えたように見えても、またすぐに繁殖する。
「やっかいな黒カビは、シリコーン樹脂を使って修繕を。防カビ効果も入ったタイプなら、新たなカビが発生しにくくなります」
浴槽等のカビや隙間に。古いシーリング材を取り除き、シリコーン樹脂をチューブから押し出して充填。
『クロワッサン』1046号より