合えるだけで味が決まる、黒オリーブと高菜のタレの作り方と2つの応用レシピ【山本千織さんの万能タレ】。
撮影・高杉 純 スタイリング・西崎弥沙 文・河野友紀
黒オリーブと高菜のタレ
個性豊かな食材がまさかの調和。
山盛り使い、〝食べる″感覚を楽しんで。
「本当に合う……?と一瞬戸惑う食材の組み合わせですが、高菜の発酵臭と塩気、オリーブのコク、ディルの爽やかさは相性がよく、そこにしょうがを加えることで味が一気にまとまります。具材が多めなので食べごたえもたっぷり。白いご飯にのせてもいいですし、少し余ったらマヨネーズと混ぜてタルタルソース的に使っても」
【材料】(作りやすい分量)
黒オリーブ(種なし)30粒(90g)
高菜漬けみじん切り60g
米油1/2カップ
ディル(葉のみ)10g
しょうがみじん切り40g
醤油大さじ1
ナンプラー大さじ1/2
【作り方】
1.黒オリーブ、高菜、米油をフードプロセッサーにかける。具材のザクザク感を残したいので、一気に回さず、様子を見ながらかけていく。
2.1をボウルに取り出し、残りの材料を加えてよく混ぜる。
【保存期間】
保存期間 密閉容器に入れ、冷蔵庫で約1週間。
[応用レシピ1]和え麺
エスニック感覚溢れる、満足感ある簡単麺。
茹でたての中華麺にタレを加え、混ぜれば完成。麺とタレが混ざり合い、少しもったりとした一体感が生まれるところがアジア的で美味、と山本さん。もちろん冷やした麺とも合うので、夏場はそうめんなどで食しても。
【材料】(1〜2人分)
黒オリーブと高菜のタレ100g
生中華麺(平麺)1玉(130g)
【作り方】
1.湯を沸かし麺を袋の指示どおりに茹で、湯をしっかり切る。
2.あらかじめボウルにタレを入れておき、1の麺を加え、よく和える。
[応用レシピ2]アジのカルパッチョ
刺し身でタレをくるっと巻いて、一緒に食べるイメージでどうぞ。
タレにしょうがが入っているので、今回使ったアジなど、しょうが醤油で食べる魚はもちろん、鯛などの白身魚、またブリやカンパチといった脂がのった魚ともよく合う。おいしく食べるコツは、タレの量をケチらないこと!
【材料】(2人分)
黒オリーブと高菜のタレ適量
アジの刺し身1尾分
【作り方】
刺し身を皿に盛り、好みの量のタレを上にのせる。
『クロワッサン』1039号より
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