くらし

「いつか売ろう、と思うもの」をどう整理・片付ける? プロの解決術。

家の中の”ブラックボックス”、片付けのプロはどう解決している? ライフオーガナイザー(R)を育成している日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美さんに、服部ひとみさんの自宅の実例を紹介してもらいました。
  • 文・板倉みきこ 写真は本人提供

ブラックボックス【リユース予定品】。いつか売ろう、と思うものは置き場所を確保するのが鉄則。

[きっかけ]
リユースを始めたいけど、出品の仕方がわからない、取っておく場所がなくて困る、という声を多数聞くようになった。今回は自宅を例に紹介。

[解決策]
いつか売ろう、とりあえず取っておこうと、出てきた不用品をあちこちに置いてしまうのは散らかるもと。
リユース生活を継続的にしていくつもりなら、システマティックな専用のスペースを作るべき。
ストックするのはスペースに入る分だけと決める。また、『メルカリ』などのフリマアプリ用、『ジモティー』などの掲示板用、直接持ち込む店舗用と手放す先ごとにボックスを作って分別。
手放すか迷い中のものをとりあえず入れておく箱も用意。梱包資材も量を決めて同じ場所に置いておけば、リユースの作業がよりスムーズにできるようになる。

[学んだこと]
慣れてしまえば簡単だけど、最初は手間と思うリユースまでの流れを、いかに簡単なシステムに落とし込むかが大事。不用品を1カ所にまとめておけば、次のアクションが起こしやすい。

あまり使っていなかった棚を片づけ、リユース品専用置き場に。棚の位置を変え、不要な椅子も棚下に収めた。梱包資材をまとめておく箱も用意。

ストックは箱に入る分だけ。とりあえずキープしておく箱を作るのも重要。

ストックは箱に入る分だけ。とりあえずキープしておく箱を作るのも重要。

高原真由美

高原真由美 さん (たかはら・まゆみ)

ライフオーガナイザー

日本ライフオーガナイザー協会代表理事。思考の整理から始めるコンサルティング型の片づけ支援のプロを育成。https://jalo.jp

服部ひとみ

服部ひとみ さん (はっとり・ひとみ)

ライフオーガナイザー

SDGs(エスディージーズ)を意識した「捨てるから始めない」片づけをサポートする。

『クロワッサン』1041号より

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