くらし

「狭い玄関」をどう整理・片付ける? プロの解決術。

家の中の”ブラックボックス”、片付けのプロはどう解決している? ライフオーガナイザー(R)を育成している日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美さんに、田宮絵理さんの自宅の実例を紹介してもらいました。
  • 文・板倉みきこ 写真は本人提供

【狭い玄関】玄関での家族の行動に合わせて、動きやすい仕組みを作る。

[きっかけ]
以前は帰宅後まず部屋に入り郵便物の仕分けをしていたが、感染症対策で子どもの手洗い・うがいが最優先になり、郵便物が下駄箱上に溜まりがちに。もともと狭い玄関なので、もっと効率よく使えないか見直すことに。

[解決策]
郵便物用に下駄箱上に書類ボックスを2個設置した。
残すもの、捨てるものを瞬時に判断して、溜まったら改めて仕分け。
下駄箱上には自動の除菌スプレーを置き、子どものコートを掛けるフックを低い位置につけて、子どもたちが自分ででき、かつ菌を家に持ち込まない工夫を。

また、忘れがちなマスクは玄関ドアに箱をつけ、家族全員用の不織布のものを入れた。子どものランドセルや、大人のバッグを一時置きできる幅の狭いベンチも設置。通路を塞いでいたコート類は、玄関ドア上のバーに必ず掛けるようにした。

[学んだこと]
玄関での動線を整えれば、子どもたちも率先して自分でできることをやってくれるように。家族目線、動線の工夫も大事だと思った。

狭い空間をコートがさらに圧迫。玄関の床に子どものランドセルが置きっぱなしにされていることも多かった。

マスク用ボックスや子どものコート掛け、ベンチが設置され機能的に。

2つのボックスを郵便物の一時仕分け用に。溜まったら改めて判断。

重なった郵便物でごちゃごちゃしていた下駄箱上がスッキリし、ディスプレイも楽しめるスペースに。自動除菌スプレーを置いたことで、ウイルスへの不安が軽減した。

高原真由美

高原真由美 さん (たかはら・まゆみ)

ライフオーガナイザー

日本ライフオーガナイザー協会代表理事。思考の整理から始めるコンサルティング型の片づけ支援のプロを育成。https://jalo.jp

田宮絵理

田宮絵理 さん (たみや・えり)

ライフオーガナイザー

共働き家庭がラクになる片づけを"ワンオペママ"として提案。

『クロワッサン』1041号より

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