「洗面台の下」をどう整理・片付ける? プロの解決術。
家の中の”ブラックボックス”、片付けのプロはどう解決している? ライフオーガナイザー(R)を育成している日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美さんに、中矢くみこさんの自宅の実例を紹介してもらいました。
文・板倉みきこ 写真は本人提供
家の中のブラックボックス【洗面台の下】。溜まった洗剤を整理する際は 使わなかった理由も分析する。
[きっかけ]
食料品と違い使用期限が曖昧なので、知らず知らずに増えていった洗剤。使わないものは奥のほうへ。
気になりつつも突っ込んで扉を閉めてしまえばいいので放置していたが、いよいよ出したいものが取り出しにくくなってきて、整理しようと決心。
[解決策]
自分一人で要・不要を判断でき、そこだけで完結している場所なので、取り掛かれば簡単。
まず防水シートを広げ、所有品を全部出す。いつも使っているもの、ほとんど使わないけど持っておきたいもの、使えるけど使っていないもの(処分する)、この場所に置かなくていいもの(移動させる)に分類。片手で出し入れできるゆとりを作れるよう数を厳選。
[学んだこと]
新しく試そうと買ったものは結局使っていない、何カ月に1回しか使わないものは存在を忘れてしまう、使いかけのものは香料が苦手なものばかりなど、使わなかったものに何かしらの理由があることが判明。ただ処分するだけでなく、今後の買い物や収納の仕方に活かせる分析ができた。
洗面台下の収納スペース。それほど変わっていないように見えるが、奥に溜まっていた死蔵品は一掃。片手で出し入れがしやすくなった。
厳選したものは収納ボックスに入れて戻す。処分する洗剤のうち、使い慣れないという理由で使わなかったものは、あえて目につく場所に置いて使い切る。
『クロワッサン』1041号より
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