テレビや雑誌、Webなどのありとあらゆるメディアで、オリジナリティあふれる整理収納術を披露しているコジマジックさん。整理収納に目覚めたのはなんと幼稚園の頃だったという。
「片づけをすると親が褒めてくれるのがうれしくて。注目されたい思いから、進んでよく片づけをしていました。それに母親は整理収納が得意で、100円ショップで買ったものやカッティングシートを使って棚をリメイクしたり。遊びながら一緒に作っていたのでその影響も大きいですね」
やがて芸人になり、本業以外のスキルが求められる時代になると、得意だった片づけを武器にすることを決意。整理収納アドバイザーの講師資格を取得し、その道を極めると”収納王子”として活躍するようになった。
そして、これまでに2000軒以上の家の片づけをしてきた実績を活かし新居を構想。昨年5月に完成し、妻、小学1年生の長男、幼稚園年中の長女の家族4人で暮らしている。
「新居を建てる際、行動動線についてよく考えました。
家族がいつもどういう行動をしているのか。どこで何を使うことが多いのか。
その動線に合ったところに収納スペースを作っていくと、家の中が散らからなくなり、暮らしやすくなるんです。
新居に引っ越してきて、僕が1階の書斎で仕事をしていた時、『ああ〜、使いやすい』という妻の独り言がふと聞こえてきて、本当によかったなと。動きに無駄がなくなり考えることが減ったことで、家族の気持ちのゆとりにもつながっているという実感があります。
家族全員でリビングにいる時間、会話も以前より増えましたし、子どもの笑顔も増えました」