「冷蔵庫内はいつも40パーセントぐらいの容量を超えそうになったら、見直すことにしています」
スタイリストの伊藤まさこさんの庫内は”空っぽ”と呼べるほどすっきりしている(下写真参照)。
「見渡せることを基本に、奥に隠れている食材などを数日かけて減らしていきます。
食品を死蔵させるのは不衛生ですし、なによりもったいないですよね。たとえば根菜が余っていたら、肉だけ買い足して豚汁を作ったりします。
冷蔵庫にあるものでやりくりしながらメニューを考えるのは、なかなか楽しいものだなと思っています」
庫内をリセットした後は、その状態が半月ほど続くという。
「野菜は新鮮なほうがいいので、買ってきたらその都度使い切ります。近所の八百屋さんやスーパーが冷蔵庫代わりという感じですね」
多めに作ったほうがおいしい料理は、余ったら鍋を庫内にそのまま入れたり、蓋付きの容器に入れて保存する。
また、扉のポケットには梅干しや雑穀米、佃煮など日々の食事に欠かせないものを袋から出し、瓶に移し替えて収納している。
「瓶は食卓にそのまま出せますし、ガラス素材は洗えばにおいもつかないところが気に入っています」
常温でも大丈夫で出番の少ない調味料は、ワインセラーに保管している。
「冷蔵庫がすっきりしていると、心に余裕ができますし、なにより自由で気持ちいいというのが実感です」