くらし

毎朝、鏡で笑顔をチェック。榊原郁恵さんの運を呼び込む習慣。

輝いている女性には、良い気運を呼び寄せる習慣があります。日々の小さなルーティンや、身近な何かを大事にすることなど。ぜひ、参考に。
  • 撮影・岩本慶三 スタイリング・西脇智代(エムドルフィン)ヘア&メイク・加藤京子(エムドルフィン) 文・一澤ひらり

「毎朝、鏡で笑顔をチェック。 私と家族の幸せのバロメーターです。」

カーディガン2万4000円、ワンピース3万3000円(共 にステラ シフォン TEL.03-6407-8461) イヤリング1万5300円、リング2万5000円(共にクークロワッサン 新丸ビル店 TEL.03-3211-1335)

「笑う門には福来る」。いろはかるたのこの諺(ことわざ)こそ榊原郁恵さんの切なる思い。幸せは、笑顔が招き寄せるものだ。

「でも、自粛期間中は外に出ることもあまりなくなって、しかも顔の半分をマスクで隠していると無表情になりやすいでしょ。朝起きた時、眉間にシワが寄っていたりすると自分にガッカリしちゃうんです」

そう言えば、と思い出したのが、寝起きの顔に笑顔を作るだけで幸せが来るみたいな話をどこかで聞いたこと。

「年齢を重ねるにつれて笑顔どころか顔の筋肉が衰えて、たるんできちゃうんです。だから朝起きて鏡に向かう時は、『おはよう!』って自分に微笑みかけて、笑顔チェックを始めました。目をパッチリ開けて、口角を上げ、『あいうえお』って大きく口を開けたりして、唇の周りがたるまないように口を広げたり縮めたり、よく動かします」

この毎朝の習慣が「今日一日を明るい日にしよう!」と前向きな気持ちにさせてくれる元気の源に。

「笑顔でいることは何よりも家族や周りにいる人を幸せにしますよね。人の中に入ることで誰かの笑顔に元気づけられる時もあるし。そういう自分のバイオリズムというか、気持ちの波をちゃんとわかるっていうのは必要ですね。私は一度も独り暮らしをしたことがないので、大勢の中で自分をコントロールすることがいつの間にか身についたんです。家族といて癒やされることもあれば、気持ちがざわつく時もある。大切なのはいかに上手に気分転換するかなんですよね」

年の始まりは初詣のおみくじから。凶を引いても持ち帰ります。

郁恵さんが気持ちを整える大きな拠り所になっているのが、唯一の趣味だという畑仕事。10年ほど前にJAの農業塾に入り、2年間野菜作りを学んだ。

「土を触っていると気持ちがスッキリするし、作物を育てていると謙虚になれるんですよね。家に籠っていると鬱屈しがちだけど、こういう時は太陽の下にいるのがいちばん! 今61歳ですけど、けっこう体を動かすからスタミナもつくし、健康にもいいし。本当に自然って素晴らしいなーって」

若い時から全く変わらない、チャーミングでお日さまのように温かい笑顔がはじける。とはいえ、感染の第3波が問題になって帰省や旅行、3密の場所への外出の自粛が求められている今、頭を悩ませているのは初詣に行くかどうか。毎年、夫で俳優の渡辺徹さんの故郷の寺社に、家族総出で参拝するのが恒例なのだが。

「一年の始まりはここからスタートする感じなんです。とくに今年はどんな年かしらって、ワクワクしながらおみくじを引くのが楽しみなの。そこには励みになったり、戒めになったり、気をつけないといけないことが書かれている。それを忘れないように持ち帰るんです。だから凶を引いても持ち帰って、手帳に入れて読み返しています」

おみくじには可愛いチャームが付いているので、それは財布の中に。そしてもうひとつ、常に財布と手帳に入れて持ち歩くのが塩だという。

「仲人をしていただいたうつみ宮土理さんに、『私たちの仕事はいろんな所に行くし、いろんな宿に泊まるでしょ。時にはそこにいわくがあるかもしれないから、いつもお塩はひとつまみ持っていなさい。塩には厄を落として身を守ってくれるパワーがあるんですよ』って教えていただいたんです」

お気に入りはプクッと可愛い財布。 小銭は枚数を決め、ほどよく厚く。

外出する時は清めの塩を入れて必ず持ち歩く、その財布も大切な相棒だ。

「このお財布は触り心地がすごくよくて、『あ、これ欲しい!』って思ったんです。プクッとしていて可愛い。それをレシートや小銭で分厚くしすぎちゃカッコ悪いから、整理はしてますよ」

中には500円玉1枚、100円玉4枚、10円玉5枚、5円玉2枚、と決めて入れている。

「お財布はお金にとってホテルだと思うんです。だから居心地よく過ごしてもらえれば、悪いことにはならない。また来てくれたらうれしいし(笑)」

おおらかな笑顔と柔らかい心で、健やかに日々の生活を丁寧に紡いでいく。太陽に向かって咲くひまわりの如く。

ひと目ぼれの財布には、清め塩と小さなチャームと。

財布には、これまで引いたおみくじの中に入っていたチャーム(小槌、招き猫、銭亀など)や塩を入れている。

「おみくじは必ず持ち帰り、読み返すようにしています」

2020年、郁恵さんが引いたおみくじは大吉。「様々な出来事に翻弄されるが、強い意志で乗り切れる」とのご託宣。まさに的中!

鏡に向かって口角を引き上げ、笑顔になる練習が朝の習慣。

「マスクをしていると口角が下がってきちゃうんですよね。毎朝、口の周りを自己流エクササイズで動かすようにしています」

榊原郁恵

榊原郁恵 さん (さかきばら・いくえ)

女優、タレント

1959年、神奈川県生まれ。’76年、第1回ホリプロスカウトキャラバンでグランプリ受賞。’77年に歌手デビュー、「夏のお嬢さん」などをヒットさせる。以来、舞台、テレビ、ラジオで活躍。2021年3月には主演舞台『たぬきと狸とタヌキ』(8〜12日 東京・両国シアターXほか)が控える。

『クロワッサン』1036号より

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※ 記事中の商品価格は、特に表記がない場合は税込価格です。ただしクロワッサン1043号以前から転載した記事に関しては、本体のみ(税抜き)の価格となります。