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【山田ルイ53世のお悩み相談】夫への嫌悪感が強まる一方です。

お笑いコンビ髭男爵のツッコミ担当で、作家としても活動中の山田ルイ53世さんが読者のお悩みに答える連載。今回は夫とは別の人のことが気に掛かる女性からの相談です。
  • 撮影・中島慶子

<お悩み>

結婚して25年になります。年を経るごとに主人に嫌悪感を抱くようになっています。
一方で、あることをきっかけに、主人とは別の中学校の同級生だった男性のことが考えることの大部分となってしまい、精神的におかしいのではないかと思えるほどです。彼は、ずっと私に好意を持ってくれていたのですが、若い頃は私がなかなか応えることができず、すれ違いのようになってしまっていました。彼が別の女性と婚約中にそれとは知らされずに、会おうかと言われて二回会った時に知り、ショックを受けました。懐かしかったからと、、。彼女との婚約を断ろうかと言われましたが、私はそんなことはできない。お幸せにと言いました。彼は、主人とは全く正反対の明るく外向きの人です。

(サザエさん/女性/午前中にパートに出ている50代後半です。県外の大学に通う一人息子は来春の就職が決まっています。)

山田ルイ53世さんの回答

文面には、“あること”の詳細が見当たらないので、何とも言えませんが、年を経るごとに伴侶に嫌悪感を抱くということ、それ自体は珍しいことでもない。
夫婦になったからといって、お互い徳が高くなったり、聖人になるわけでもないからです。

筆者はむしろ、“懐かしの君”……今サザエさんの頭の大部分を占めている、中学時代の同級生だという男性のことが気に掛かります。
言うまでもなく、彼が別の女性と婚約中だと知らされ相談者がショックを受けたとき、
「彼女との婚約を断ろうか?」
と顔色を窺ってきた(嫌な言い方で申し訳ないですが……)という点。

いや、確かにある意味、明るくて外向きの人だなと思いましたが、まるで、友達と呑みに行く予定をキャンセルでもするような、何より、決断を相談者に委ねるような物言いは感心しません。
実際のニュアンスや声のトーン、彼の表情等々分かりかねるので、悪し様に言うのは気が引けますが、少なくとも、婚約者に失礼。

今後もし、彼との間に何か進展があったとして、相談者が同じ目に遭わぬとは言い切れません。
勿論、サザエさんが思いを寄せるほどの人物。
優しく、朗らかな方なのでしょうが、それだけではない。

同時に様々な面を内包しているのが人間だということは、肝に銘じておいた方が良いでしょう。
いずれにせよ、旦那さんとはよく話し合い、どうしても修復不可能ということであれば、1人で生きる道を模索することになるでしょうが、件の彼をアテにするのはどうなのかなと心配しています。

山田ルイ53世

山田ルイ53世

お笑いコンビ、髭男爵のツッコミ担当

本名、山田順三。幼い頃から秀才で兵庫県の名門中学に進学するも、引きこもりとなり、大検合格を経て愛媛大学に進学。その後中退し、芸人へ。著書に『ヒキコモリ漂流記』(マガジンハウス)、『一発屋芸人列伝』(新潮社)、『一発屋芸人の不本意な日常』(朝日新聞出版)、近著に『パパが貴族』(双葉社)。
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