くらし

スイートパンプキンのレシピ【ビジンサマレシピ】

信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山に住んでいると伝えられているビジンサマという神様。そのお膝元である信州から、体に優しい食材を使い、卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を、地産地消料理研究家の中村恭子さんに紹介してもらいます。
  • レシピ提供:中村恭子

スイートパンプキンのレシピ  

今回は先月ご紹介した信州伝統野菜糸萱かぼちゃで作る塩かぼちゃをアレンジしたスイーツ「スイートパンプキン」をご紹介します。

糸萱かぼちゃ生産者組合
http://itokaya.jimdosite.com

卵やバターの代わりに豆腐とココナッツオイルを使って作るベジタリアン向けのレシピです。焼きたてでも冷めても美味しいのと形が崩れにくいのでちょっとした手土産にもおすすめですよ。

【材料】

塩かぼちゃ 約200g(皮を剥いて正味)
塩かぼちゃの作り方⇒ https://croissant-online.jp/life/132572 

木綿豆腐 100g
メープルシロップ 大さじ4前後
ココナッツオイル 20g(湯せんにかけて溶かしておく)
バニラエキストラクト 小さじ1/2(バニラエッセンスの場合は少々)
シナモン 少々

【作り方】

1.木綿豆腐は滑らかなペースト状にしておきます。
2.塩かぼちゃの皮をむき粗く潰します。
3.1の豆腐と2のかぼちゃ、そのほかの材料全てフードプロセッサーに加えてペースト状にします。フードプロセッサーがない場合はかぼちゃを潰した後にほかの材料を加えてよく練り合わせます。
4.全てを混ぜ合わせた状態。
5.絞り袋または厚手のビニール袋に4を入れて袋の先を1cm程度ハサミで切り、お好みのアルミ容器等に絞り入れます。
6.あればかぼちゃの種を乗せてオーブントースター、または200度に余熱を入れたオーブンで10分前後焼いて完成です。

●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。

蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。

信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?

中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。

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