くらし

ラジオと選挙に共通することとは?│ しまおまほ「マイリトルラジオ」

選挙があると、必ず話題になる投票率。Twitterのタイムラインでその低さを嘆く声は毎回の風物詩のようになっている。

今のところ、わたしは一度も欠かさず投票している。旅行の時は期日前投票へ行き、ケガで入院していた時は事前に申請をしてベッドの上で投票をした。……とはいえ、特に強い信念があるわけでもなく、投票を欠かしたくないのは生来のイベント好き体質なのが理由の大半。しかし、候補者はちゃんと選んでいる……つもり!

で、投票率。行く行かないは個人の意思で決めればいいというのがわたしの意見だけれど、それにしてももうちょっと選挙は盛り上がってもいいんじゃないの?とは思う。イベント好きとしては、シラーッとしたお祭りはつまらない。どうやったら皆が投票に行きたくなるか、政治に興味を持つか……そんなことを考えた時、オヤ?と気づいた。「ラジオをどうやったら広められるか」、その事を考えている時と脳味噌が同じ場所を動かしている感じがしたのだ。

「是非聴いて」「面白いから」、そんな呼びかけをしても、なかなか聴いてもらえない。同様に「投票して」「意外と選挙も面白い」なんて興味のない人には響かない。有名人をキャンペーンに起用しても、どのくらいの効果がある? やはりラジオも投票も興味以前に聴くこと、行くことが自然な世の中にならないと……などと日々考えを巡らせている。

どちらも関われば生活がもっと豊かになるハズ。どうやったら伝わるだろう?

しまお・まほ●エッセイスト、漫画家。1997年『女子高生ゴリコ』でデビュー。新刊は『スーベニア』(文藝春秋)。

『クロワッサン』1026号より

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