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節約の達人に聞く、家計見直し「電子マネー編」。

暮らしをスリム化する上で、出費の引き締めは重要課題。現金、電子マネー両面での家計見直し術を、節約の達人、和田由貴さんに聞きました。
  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・ヤマグチカヨ 文・大澤千穂

◎キャッシュレスやオンライン決済を活用して、さらなるスリム化を。

いま普及が進んでいる、キャッシュレス決済とは?

最近よく聞くキャッシュレス決済、具体的には何を指すのか。

「現金を使わない決済をまとめた呼び方です。クレジットカードや使った金額が口座から即時引き落とされるデビットカード。Suicaなどの交通系ICカードもそのひとつです」

注目は第4のキャッシュレスとも呼ばれる「QRコード決済」。

「一番新しく、急速に普及している方法です。ポイント還元率が高いものが多く、普及活動の一環としてクーポン配布などのキャンペーンも盛んに行われていました。基本的には自分でアプリに入金して使うので、後払いのクレジットカードと比べて使いすぎる心配が少ないのも利点。原則として登録料は無料なので、スマホがあればすぐダウンロードして使えます」

一方で新しいサービスだけに還元率や使い方は日々更新中。最新状況を確認した上で登録したい。

電車移動の多い人であれば、 電子マネーはSuicaがおすすめ。

専用端末にかざして決済する電子マネー。和田さんが太鼓判を押すのがJR東日本の交通系ICカード「Suica」。

「鉄道にとどまらず、スーパーやコンビニでも導入率が高く日常使いに最適。提携クレジットカードからのオートチャージ(自動入金)は残高不足で改札で足止めされずに済む便利な機能ですが、買い物では使いすぎてしまう可能性も」

改札やレジでさっとかざすだけ、という手軽さは利点だが、無駄使いにつながる恐れが……。それを防いで、収支を明瞭にしつつ使いたいなら“2枚持ち”もアリ。

「移動用と買い物用に分け、移動用はオートチャージ、買い物用は手動でチャージすれば、使いすぎる心配もありません」

QRコード決済は、手持ちのアプリで使えるものから試す。

続々登場のQRコード決済。

「LINEの利用者なら、『LINE Pay』から試してみては。同じアプリ上で始められ、ダウンロードも必要ありません。ソフトバンク系列の『PayPay』、NTTドコモの『d払い』、KDDIの『auPAY』は還元率などでそれぞれの携帯の利用者に有利」

いずれも少額のチャージで始められるので試しに使ってみても。

「操作性や、よく行く店が提携しているかなどで、使ううちに自分に合うアプリが絞れるはずです」

おすすめQRコード決済5選。

[ PayPay ]
ソフトバンクとヤフージャパンの出資で作られた会社。高還元のキャンペーンが魅力で、特にヤフープレミアム会員とソフトバンクユーザーは還元率が高い。

[ LINE Pay ]
通信アプリ「LINE」に搭載された決済サービス。同アプリのウォレットタブから始められる。LINEトーク上で問い合わせができる機能や不正請求の補償もあり安心。

[ メルペイ ]
フリマアプリ「メルカリ」の決済機能。メルカリの支払いはもちろん、全国で広く導入されている電子マネー『iD』にも対応。実店舗でも幅広く使える。

[ d払い ]
NTTドコモによるスマホ決済。ドコモユーザーは月々の料金支払いと合算請求できるのでチャージなしで利用でき、ネットショッピング時の決済も簡潔。

[ au PAY ]
KDDIが運営。auユーザーと「じぶん銀行」利用者におすすめ。特にauスマートパスプレミアム会員はポイント還元率3倍。楽天ペイ、ローソンのPontaとも連携。

“おこづかい帳”感覚の家計簿アプリで収支をスマートに把握する。

紙の家計簿は続かない、という人に人気なのが家計簿アプリ。

「使った金額を入力するだけの気軽なものから、銀行口座やクレジットカードを紐付けして収支を一括管理できるものまで、種類はさまざま。セキュリティが気になる人、操作に自信がない人は、最初におこづかい帳感覚でシンプルなものを使って、いいと感じたら高機能なものに移行してみては」

初心者向けなら和田さん監修の「レシーピ!」でお財布の管理を、本格的に管理したいならユーザー数、提携金融機関ともに多い「マネーフォワード ME」が手堅い。

[ マネーフォワード ME]
国内最大級の自動家計簿サービス。金融機関と連携し口座等の収支を把握し、家計も資産も管理。

[ レシーピ! ]
レシートを撮影するだけで入力できるレシーピ!。銀行やカードを管理できる「しっかりモード」も。

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