くらし

節約の達人に聞く、家計見直し「電子マネー編」。

  • 撮影・黒川ひろみ イラストレーション・ヤマグチカヨ 文・大澤千穂

クレジットカードは、還元率と利用頻度でどれを使うか絞る。

年会費の有無や会費の額も千差万別のクレジットカード。

「年会費があるから必ずしも損とは限りません。よく使うものやポイント還元率が高いものは、年会費を差し引いても得になる場合が」

とはいえ、ポイントやマイル目当てに買い物するのは本末転倒。

「ポイントはあくまでおまけ。浪費を防ぐためにも必要なカードだけ残し、無料でも使わないカードは早々に解約するのが節約の近道」

パスワードの“うっかり忘れ”が意外な落とし穴に。

QRコードや家計簿アプリなどスマホの出番が増えつつある時代、パスワード管理は慎重に。パスワードを忘れてログインできず、せっかく貯めたポイントを失うことになっては元も子もない。

「パスワードは多少複雑にしたほうがセキュリティ面は強固になりますが、機種変更や久しぶりに使う時に思い出せずログインできない……という危険も。いつもの暗証番号+アプリ名など、複雑さの中にも規則性のある設定を心がけると、忘れにくくなります」

ネットスーパーを活用すれば、 無駄遣いが減って収支もすっきり。

毎日の食材を玄関先まで運んでくれるネットスーパーは、家計を引き締める上でも効果抜群。

「衝動買いによる無駄遣いが減るのが一番の長所。よく買うものを登録しておけば、それをかごに入れていくだけ。新製品やお買い得につられることも減り、予定外の出費が減らせます。家で在庫を見ながら操作できるので買い忘れの心配もなし。購入履歴で使った金額が一目でわかるのもいいですね」

送料がかかる場合も多いが、かえってそれが節約の助けにも。

「送料がかかるからこそ、数日分をまとめ買いして食材を使い切る癖がつきます。大手スーパーも続々と参入していますが、店を選ぶ際には品数よりも操作性を重視したほうが、ストレスなく買い物ができますよ」

家計のスリム化を図る際に大切なのは「現実的な予算設計」と、節約アドバイザーの和田由貴さん。

「そのためには、まず自分が月にいくら使っているかを把握することが重要です。わからない場合はまず2カ月くらい家計簿をつけてみて、そこから1割または2割減を目安に予算を立てると現状に即した額になるはず」

家計簿をつける際は、金額だけでなく使った費目にも注目したい。

「多く使う費目がわかれば予算配分の優先順位がつけられます。趣味などお金をかけたい部分は確保し、その分削れる費目を探せば、無理なく自分の暮らしに合う節約の形を作れます」

そして財布自体の見直しも、すっきりとした頭で家計と向き合うコツ。

「混沌とした財布では家計の把握もできません。1日1回はレシートなど不要なものを整理する癖をつけましょう」

和田由貴(わだ・ゆうき)さん●節約アドバイザー。「節約は無理をしないで楽しく!」をモットーに快適で賢い消費生活を提案。『超かんたん! はじめてのスマホ決済』(扶桑社)など著書多数。

『クロワッサン』1026号より

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