常備した蒸しなすで作る2つのレシピ【吉田愛さんのスピード料理】
コンロを使わず調理することで、暑さ軽減と調理時短を両立。直火料理と変わらぬ美味しさも実現した料理研究家、吉田愛さんの夏の「火要らず」メニューとは。
撮影・青木和義 料理、スタイリング・吉田 愛
蒸し茄子
数カ所皮をむいておくと火が通りやすく食べやすい。加熱後そのままにすると色が悪くなるので注意。
【材料(作りやすい分量)】
茄子5本
【作り方】
茄子はヘタを落とし、筋状に4カ所皮をむく。1本ずつラップに包んで耐熱皿にのせる。電子レンジ(600W)に約5分30秒かけ、すぐに氷水でさまし、ラップを外して水分をふきとって保存容器へ。
保存期間:冷蔵庫で約5日間
↓
蒸し茄子パクチー
茄子をさいてから調味料を絡めることで味がしっかりなじむ。パクチーで全体にパンチをプラスして。
【材料(2人分)】
蒸し茄子2本
パクチー(3cm幅)適量
A[ポン酢大さじ1 ごま油小さじ1 砂糖ひとつまみ]
【作り方】
蒸し茄子は縦4〜6等分にさく。ボウルにAを合わせて茄子を和え、器に盛り、パクチーをのせる。
蒸し茄子のすだちうどん
茄子に味をなじませておく一手間で、美味しさが格段にアップする。すだちのフレッシュな香りがアクセントに。
【材料(2人分)】
蒸し茄子2本
うどん(水でほぐすもの)約400g
すだちの薄切り1個分
かつお節適量
A[めんつゆ(3倍濃縮)1/2カップ 水2カップ]
【作り方】
1.うどんは洗って水気を切り、器に盛る。蒸し茄子は長さを半分に切ってから食べやすい大きさにさき、少量のめんつゆ(分量外)で和えておく。
2.うどんに蒸し茄子をのせ、Aをかけ、すだちを浮かべてかつお節をのせる。
吉田 愛(よしだ・あい)さん●料理研究家。料理家アシスタント、東京と京都の日本料理店での修業を経て、独立。唎酒師として日本酒に合うおつまみメニューの提案も得意。
『クロワッサン』1026号より