くらし

家時間、唯一の息抜きは料理! 酒のつまみと酒の友。【ツレヅレハナコさんの家ごはんと家時間】

春からの家ごもり期間、本当にお疲れさまです! さまざまな工夫が光る料理のプロたちの食卓を、自撮りで見せてもらいました。
ツレヅレハナコ(つれづれ・はなこ)さん●編集者。料理雑誌の編集を経て独立。近著『ツレハナ亭の家飲みごはん』(エイムック)ほか、著書、WEB連載など多数。

おいしいものとお酒、旅行好きで知られるツレヅレハナコさん。いつものような外食ができない日々は、

「家での料理が唯一の息抜きになっていました。食いしん坊仲間の友人たちがどんなものを作って食べているのか、会えないけれどインスタグラムなどで写真を見るのも楽しかった」

自宅では普段どおりの簡単つまみを作るのはもちろんのこと、

「この期間は煮込み料理やオーブン料理など時間をかけて作りましたね。そして自分でも驚いたのが、普段なら絶対に手を出さないパンやケーキを作ってみたこと!(ちなみにバスクチーズケーキと“こねないパン”でした)。また、運動不足防止のため、しばらくさぼっていた筋トレを復活させたり、日常的に出張続きで寂しい思いをさせていた飼い猫と久しぶりにずっと一緒にいられたのはよかったです」

家飲みなら、フライドポテトも 揚げたそばから食べられる!

休日の昼飲みにふさわしい、メークインのフライドポテト。皮付きのまま低温からじわじわ揚げると、カラリと仕上がる。揚げたてのところに、塩と、京都『原了郭(はらりょうかく)』の粉山椒(小袋タイプだと香りが飛ばなくておすすめ)を。

初夏に旬を迎える帆立。 生で、フライで、堪能しました。

青森の友人が殻付き帆立をたくさん送ってくれた。肉厚の帆立、そのまま刺身で食べるのがおいしいのはもちろん、分厚いからこそ半生に仕上げるフライが絶品すぎた。サクサク衣の中の貝の身、甘みがたまりません!

具は旬の新玉ねぎだけ! ナンプラーバター風味のパスタ。

新玉ねぎのおいしい季節に。1人分に玉ねぎ丸ごと1個使用! フライパンにバターを弱火で熱し、細めのくし切りにした玉ねぎを気長に10分ほど炒めます。味付けはナンプラーとバターで、好みでレモンを搾ったり。

春に届いた朝採れたけのこは、 実山椒を利かせた煮物に。

近所の友人に料理をお裾分けしたら、翌日玄関の前に朝採れたけのこが置かれていた(会ってない)。素晴らしき物々交換で成り立つ食生活! すぐさま茹でて、牛肉と甘辛く実山椒煮に。焼酎お湯割りに合うこと!

中途半端な食材を集めたら 旨味バツグンのポテトサラダに。

冷蔵庫で眠っていた新じゃがを蒸して、同じく冷蔵庫にあるもの総動員で大人のポテサラ。明太子、ゴルゴンゾーラ、茹で卵、レモン、オリーブオイル、ディル、イタリアンパセリ……。なんでも受け止めるじゃがいもの奥深さ。

旬の味は逃しません。 新鮮ホヤの炊き込みご飯。

今度は岩手の大槌町から海の幸が到来。初夏を告げるとびきり新鮮なホヤを、ホヤめしに。ホヤを煮た煮汁で米を炊いて、ホヤはあとで混ぜ込む形式。そしてふきのとうみそを仕上げにたっぷりと。酒のシメにぴったり。

『クロワッサン』1025号より

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