捏ね時間1分!食用ほおずきのハード系パン【ビジンサマレシピ】
レシピ提供:中村恭子
パン教室に通っていた頃、食べる楽しみと練習とでまめに作っていたパン。
今では近所に美味しいパン屋さんができたことから特別の日に作るだけとなっていましたが、ステイホームをきっかけにずっと気になっていた捏ねずに作るパンに挑戦したみました。
これが手軽で簡単、しかもとても美味しい!
すっかりはまってしまい2日おきに焼くほどの定番メニューとなりました。
このレシピはほとんど捏ねる作業はありませんが寝かせる時間が丸一日かかります。
時間はかかりますが使用する酵母の量が少ないため2〜3日生地を焼かずにおいても過発酵になることはありません。
生地を仕込んだけれど翌日焼く時間がなかった!なんていう日も安心ですね。
出来上がりはふわふわの菓子パン系ではなく皮が硬く中がもっちりとした生地のハード系です。
私は粉の味わいを楽しめるプレーンをよく焼きますがドライフルーツやナッツを入れてもとても美味しいのでおすすめ。
今回は蓼科名産の食用ほおずきを使ったオリジナルレシピをオーブン対応の鍋で焼く作り方をご紹介したいと思います。
・蓼科でこれから旬を迎える食用ほうずきの販売先。
八ヶ岳福祉農園(NPO法人)
〒391-0216 長野県茅野市米沢北大塩 3889−2
TEL / FAX:0266-82-4831
・今回セミドライの食用ほおずきをご提供いただいた企業。
和限株式会社
〒3930081
長野県諏訪郡下諏訪町社東町214−7
※セミドライの食用ほおずきはまだ商品化されていません。
※天日干しやオーブンを使用して簡単に作ることが可能ですのでぜひお試しください!
食用ほおずきのハード系パン
甘酸っぱくてかすかにナッツフレーバーを感じる食用ほおずきのパン、ココナッツオイルやクリームチーズ+はちみつとの相性が良いのでお試しくださいね。
【材料】
地粉(強力粉) 250g
小麦ふすま 10g(ない場合は地粉を260g)
ドライタイプの天然酵母 2g(ドライイーストの場合は1g)
塩 小さじ1弱
甜菜糖 指でふたつまみくらい(入れなくとも良い)
水 200cc
食用ほおずき(セミドライ) 大さじ3程度
ストウブ鍋のようなオーブンに入れられる鍋。
【作り方】
●「ビジンサマレシピ」について
信州と甲州にまたがる八ヶ岳連峰の一つ蓼科山にはビジンサマという神様が住んでいて「ビジンサマが山を通る日、人は山仕事を休む」という言い伝えが残されています。「休む」ことは、美しく健やかな体づくりに必要なこと。ビジンサマの語源はもしかしたら「美人様」なのかもしれません。
蓼科塾では「休む」神様ビジンサマにちなみ、ビジンサマのお膝元である信州から「休む」ためにふさわしい体に優しい食材を使い卵や乳製品などの動物性食材を使用せず昔ながらの伝統的な調味料で作る「ビジンサマレシピ」を提案しています。
信州といえば、麹を使った味噌や甘酒などの発酵食品や、蕎麦、キビ、アワなどの雑穀、山野草にきのこ、リンゴや杏、ぶどうなどのフルーツ、寒天や高野豆腐などの乾物類などなど、美味しくて体に良い食材の宝庫。中には美容・健康効果の高い食用ほおずきといった、あまり流通していない食材もあり、入手方法から調理方法までお伝えしていきます。
「ビジンサマレシピ」で美しく健やかな体づくり、してみませんか?
中村恭子●一般社団法人蓼科塾代表/地産地消料理研究家/健康管理士。 2011年東京都より長野県茅野市に移住し信州の地産地消に根ざした「ビジンサマレシピ」の開発を手がけている。