ぷるんとみずみずしい、キャラウェイ黒糖シロップとカモミールゼリー【福田里香さんのレシピ】

スパイスをぴりっと利かせたいならホール。じんわり、なら煮込んだりパウダーを使う。

海藻由来のアガーゼリーは、ぷるんとみずみずしい舌触り。シロップはシンプルな寒天にかけても。

【材料（2個分）】
シロップ（作りやすい分量）［キャラウェイ小さじ1、黒糖80g、水80ml］
ゼリー［カモミール（ティーバッグ）3袋、水400ml＋100ml、アガー10g、砂糖小さじ2］

【作り方】
1.シロップを作る。小鍋に材料をすべて入れ、木べらで混ぜながら3分沸騰させて煮溶かす。火からおろし、粗熱が取れたら清潔なびんに詰め、冷蔵庫で冷やす（2週間保存可能）。
2.ゼリーを作る。小鍋に水400mlを沸騰させ、火を止めてカモミールを入れる。ふたをして10分蒸らす。
3.水気のないボウルにアガーと砂糖を入れ、よく混ぜる。水100mlを少しずつ加え、その都度ダマができないように泡立て器でよく混ぜる。さらに2を少しずつ注ぎ入れて混ぜる。
4.3を鍋に戻し、90度以上に温めて（沸騰はさせない）火からおろす。少し冷めたら器に注ぎ、固まるまでそのまま置く。アガーは常温で固まるが、振動がひどいと固まらないので揺らさないよう注意。固まったら冷蔵庫でよく冷やし、シロップをかける。

＊ゼラチンで作る場合は500mlの熱湯でカモミールを蒸らしているところに、ゼラチン10gをふり入れてよく混ぜて溶かす。

「ゼリーやチーズケーキなど、定番スイーツ。そこに“こんなおいしさもあったんだ”と新鮮な発見を生むのがスパイスの力です」と語るのは、菓子研究家の福田里香さん。気分が沈みがちな梅雨時も、甘味とスパイスの香味、ちょっとした刺激が気分を上げてくれる、とも。棚に眠っているスパイス類をお菓子作りに活用してみよう。