計画当初は、まったく無人の空間でカメラを前に一席演じるつもりでしたが、笑いや拍手が画面から聞こえてきたほうが見ている皆さんにもより寄席に近い雰囲気を感じていただけるんじゃないかとアドバイスをもらいました。そこでスタッフと身内数人がお客になってくれて、味気ない「無観客落語」にならずに済んだのです。
内容も私の落語だけではなく、本来その日の会に出てくれる予定だった立川吉笑さんの新作落語と、三味線の長澤あや師匠演奏の寄席囃子
もお送りして、いろどりが加わりました。
当日の番組
一、「加賀の千代」 三三
一、「舌打たず」 吉笑
一、「寄席囃子」 長澤あや
一、「花見の仇討」 三三
発案と準備をしてくれたスタッフ、場所を提供してくれたイイノホールさん、何よりご覧いただいた大勢のかたと久々に落語日和を過ごしましたが、今度こそは会場がいいなあ。