「お弁当を持って出かけるときは、たいていおにぎりかサンドイッチ。おかずを何品も作らなくていいので洗い物を減らせるうえ、ひとつで満足できる。手軽に食べられるのも魅力ですよね」
と、瀬尾幸子さん。使う具材は、よほど汁っぽいもの以外は「何でもOK」が瀬尾さん流だ。まずは、おにぎり。
「唐揚げや海老フライなどのお弁当の定番おかずは、1品だとお弁当にしづらいですが、ご飯で包めばボリュームたっぷりの満足おにぎりに。冷蔵庫に卵しかないときも、炒り卵を漬物と一緒にご飯に混ぜて握れば、目先の変わったランチになります」
具はとことん自由でいいけれど、おいしいおにぎりを作るためにひとつだけルールがあるという。
「おにぎりは冷めてから食べるので、米と米の間に空気があったほうがおいしく感じられます。ご飯をぎゅっと固めず、赤ちゃんの手を握るようなつもりでやさしく握りましょう」