「2004年から2015年まで、『湘南くいだおれー』という、趣味の食べ歩きをブログで発信していたんです。人気になったのはうれしかったんですが、職業柄情報はきちんと発信したいと、単なるおいしいレポートだけでなく、店の背景などを調べたりと、わりと手間がかかり、徐々にしんどくなってしまって」
ブログに疲れていたころ、インスタグラムの存在を知り、文章をつけずとも、写真一枚をポンとあげられる手軽さを知った。
「最初は娘に作ったお弁当や自分の朝ごはん、出かけたお店の料理を備忘録的にあげ始めたんですが、ブログがきっかけでローカルのフリーペーパーを発行するようになって、インスタに外食の写真をあげることも日常的になりました」
実際にインスタを始めてみたら、フォロワー同士で食の情報交換をしたり、海外旅行の際の店探しもできると、その利便性に感動。
「私は好きなお店は必ずフォローします。店によっては新メニューや混み具合、予約状況を教えてくれるところもあるし。また海外では“#londoneats”や“#londonrestaurant”などのハッシュタグで店を探すと、料理やメニューの投稿が出てきて、店選びにとても便利でした」
料理の写真は自然光で撮る。最近は店に入ると、無意識に窓際の席を選んでいるそう。
「一眼レフ並みの写真が撮れるiPhoneのポートレートモードが、最近のお気に入りです」