くらし

好きな椅子を手作りの座面カバーでお化粧直し。【ブロガー・ショコラさん】

暮らしや家族の記憶とともにある、長く親しんだ〈我が家の道具〉。自分で直してとことん付き合う、実践例の紹介です。
  • 撮影・徳永 彩(KiKi inc.) 文・松本あかね

「これ以上好きな椅子はない」から、手作りの座面カバーでお化粧直し。

ショコラさん●ブロガー。60代の一人暮らしの日々を綴ったブログが共感を呼ぶ。著書に『58歳から日々を大切に小さく暮らす』(すばる舎)。

何とも味のある、飴色の籐椅子。

「30年ほど前に鎌倉の籐家具専門店でひと目惚れ。4脚買ったうちの1脚をずっと手元に置いています」とショコラさん。

椅子の傷みは座面にくることが多く、こちらも籐の編み座が割れてきてしまった。そこで椅子と同色の茶色のシートクッションを敷いたのが10年前。そろそろ交換したいと思っていた折、目に留まったのがサイズが合わなくなった『ポール・カ』のタイトスカート。よく見ると「幅がクッションと同じくらいかも?」。

思い立ったら行動のショコラさん。スリット部分を開いて、クッションの幅に重ね、上下を縫うとたちまちカバーの出来上がり。北欧風のファブリックの柄が、デンマーク製のライティングビューローともぴったりはまった。

「営業職時代によくはいていたスカートをなかなか手放せなくて。大好きだったスカートを捨てないで済んだ、そのこともうれしいんです」

【Before】

上・10年前に約600円で購入したシートクッション。下・49歳のときリサイクルショップで見つけたスカート。

【After】 愛着あるスカートを 椅子の座面カバーに。

クッションをスカートで作ったカバーに入れ、紐で結んでセットしただけ。見慣れた椅子がぐっとモダンに。紐はスニーカーの靴紐を再利用。

捨てるところなしの精神を見習いたい。

スカートの裏地で詰め物を包めば、滑りがよく、出し入れしやすいクッションに。布地を使い切る精神と丁寧な仕事ぶりも見習いたい。すべて手縫い。
背面に『Kazama』のラベルが。1921年創業の日本を代表する籐家具メーカー。

・ショコラさんの道具箱・

小さな裁縫箱がミシン代わり。ファブリックも手縫いで。

「針が1本、まち針が2本、あとハサミと糸があれば」。時々、持ち物を見直し、裁縫箱の中もスッキリ。2人の息子が小さい頃、ディズニーランドで買ったクッキーの缶にまとめて。

『クロワッサン』1018号より

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